ペンライトで指揮する新体験!マジカルミライ2026入選作の開発秘話

ペンライトで指揮する新体験!マジカルミライ2026入選作の開発秘話のサムネイル

詳細情報

日時 2026年08月13日 22:45 - 23:15
テーマ 初音ミク 「マジカルミライ2026」 プログラミングコンテスト に応募してみた!!
発表者 サラシナ/SARASHINAさん
集会名 個人開発集会
発表資料 ファイル

2026年8月13日、VRChatで開催された「個人開発集会」にて、Webエンジニアのサラシナさんが驚きのプロジェクトを発表しました。
それは、初音ミクの祭典「マジカルミライ」のプログラミングコンテストに応募し、見事入選を果たした体験型アプリの開発秘話です。
ペンライトを「指揮棒」に見立てて、音楽に合わせて画面上の軌跡をなぞるという、ファンなら誰もがワクワクするような新しい遊び方を提案してくれました。
技術への情熱とミクさんへの愛が詰まった、その制作の舞台裏をのぞいてみましょう!

音楽とプログラミングが交差する「マジカルミライ」の舞台

皆さんは、初音ミクの創作文化を体感できるイベント「マジカルミライ」をご存知でしょうか?
ライブや展示で盛り上がるこのイベントでは、実はプログラミングコンテストも開催されているんです。
サラシナさんは、なんと今年で5回目の参加という大ベテラン!
2024年には最優秀賞、2025年には優秀賞を受賞しており、今年も168作品という激戦の中で入選を果たしたとのことです。
このコンテストでは「TextAlive API」という魔法のような道具を使い、楽曲の歌詞やビートに合わせて動くWebアプリを作ります。
サラシナさんは、単に画面を眺めるだけでなく、ユーザーが自ら動いて参加できる体験を目指しました。

ペンライトが指揮棒に!「Penlight as Takt」の魔法

今回サラシナさんが開発した『Penlight as Takt』は、カメラで認識させたペンライトを指揮棒(タクト)として使うアプリです。
ライブ会場で振るペンライトが、そのままゲームのコントローラーになるなんて、想像するだけで楽しくなりますよね!
画面に現れる光の軌跡を、曲のリズムに合わせてペンライトでなぞっていくことで、まるで自分がライブを指揮しているような感覚を味わえます。
「マウスやキーボードではなく、ライブならではの道具で新しい体験を作りたい」という思いから、このアイデアが生まれたそうです。
マジカルミライに来場する多くのファンに、プログラミングの楽しさを知ってもらうきっかけにしたいという願いも込められています。

1万7千枚の画像で鍛えた「AIの目」

このアプリの心臓部は、カメラに映ったペンライトを正確に見つけ出す「物体検出」という技術です。
サラシナさんは「YOLO11n-pose」という最新のモデルを使い、リアルタイムでペンライトの動きを追いかけられるようにしました。
驚くべきは、その準備の凄まじさです。
なんと17,000枚もの教師画像を用意し、約80時間もの時間をかけてAIを学習させたとのこと!
その甲斐あって、1秒間に30フレームという滑らかな速度でペンライトを検出することに成功しました。
暗いライブ会場のような環境でも、皆さんの振る光を逃さずキャッチしてくれる頼もしい仕組みが出来上がったのです。

音楽の鼓動を可視化する「軌跡」の作り方

ただペンライトを振るだけでなく、「曲に合わせて振る気持ちよさ」をどう作るか。
ここにもサラシナさんのこだわりが光ります。
「TextAlive API」から取得できる楽曲の「強拍(強いリズム)」の情報を活用しているそうです。
曲の盛り上がるタイミングで、ペンライトが特定の地点を通過するように軌跡を配置することで、自然とリズムに乗れる設計になっています。
歌詞のフレーズごとに最適な動きが作られているため、遊んでいるうちに自然と曲と一体になれるのがこのアプリの魅力です。
技術的な計算を、ユーザーの「心地よさ」に変換する素晴らしい工夫ですね。

VRChatでの出会いから生まれたチーム開発

この素晴らしい作品は、サラシナさん一人だけで作られたものではありません。
開発者2名に加え、魅力的なイラストを担当したイラストレーターさんとの3人チームで制作されました。
実は、このイラストレーターさんとはVRChatで偶然出会ったことがきっかけで協力することになったそうです!
仮想世界での出会いが、現実のコンテスト作品として形になるなんて、まさに現代のクリエイティブな繋がりを感じさせるエピソードですね。
「Pixi.js」というゲーム開発に強い道具を使いこなし、チームの力を結集してこの作品は完成しました。

誰でもクリエイターになれる未来へ

サラシナさんの発表は、技術が単なるコードの羅列ではなく、誰かを笑顔にするための手段であることを教えてくれました。
「プログラミング初学者にもおすすめ」と語る通り、このコンテストは年々盛り上がりを見せており、誰にでも挑戦の門戸が開かれています。
自分の好きな音楽に、自分の作ったプログラムで新しい命を吹き込む。
そんなワクワクする挑戦が、私たちのすぐそばにあるのです。
サラシナさんの『Penlight as Takt』は、現在も投票や体験ができる期間があるとのことですので、ぜひ皆さんもその魔法に触れてみてください!

発表スライド(PDF)

個人開発集会の他の発表もチェック!

ペンライトで指揮する新体験!マジカルミライ2026入選作の開発秘話

Markdownを美しいPDFへ!Vivliostyleで変わる未来の書類作成術

次世代の覇権言語!?Gleamの魅力を創好リナさんがVRChatで熱弁!

個人で24時間テレビ局を回す!放送自動化システムICS-TVの驚愕アーキテクチャ

地元の「本当の発音」を知る旅へ!VRChat発の地名アクセントマップが面白い

机の上のデータセンター!10インチラックと3Dプリンタで広がるDIYの無限の楽しさ

個人開発集会の開催情報・参加方法

個人開発集会のポスター

個人開発集会

開催日: 2026年08月13日

開催時間: 22:00 - 23:00

開催曜日: 木曜日

開催周期: 隔週(グループA)

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!