机の上のデータセンター!10インチラックと3Dプリンタで広がるDIYの無限の楽しさ
詳細情報
2026年6月4日、VRChatで開催された「個人開発集会」にて、cer12u(せる)さんによる非常にユニークでワクワクする発表が行われました。
テーマは「10インチラックで遊ぼう」。
皆さんは「サーバラック」と聞くと、データセンターにあるような巨大な黒い箱を想像しませんか?
実は、私たちのデスクの上でも楽しめる、手のひらサイズの魔法のようなラックの世界があるのです。
19インチは大きすぎる?そんなあなたに10インチの選択肢
一般的に「サーバラック」といえば、横幅が約48センチメートルある「19インチラック」が標準です。
しかし、個人で導入するには重さが100キロを超えたり、奥行きが1メートル以上あったりと、日本の住宅事情ではなかなかハードルが高いのが現実ですよね。
発表者のcer12uさんも、かつては19インチラックを検討したものの、断念した経験があるそうです。
そこで登場するのが、今回主役の「10インチラック」です!
10インチラックは、横幅が約25センチメートルと、一般的なデスクトップPCよりも一回り小さいサイズ感が特徴です。
重さも1キロから10キロ程度と扱いやすく、まさに「机の上に置ける自分だけのデータセンター」といった趣があります。
cer12uさんは、散らかりがちなハブやマイコンボードを整理するために、この10インチラックの世界に足を踏み入れたとのこと。
ちょうどブラックモデルが発売されたタイミングだったこともあり、運命的な出会いを感じたそうです。
載せるものがない?いえいえ、何でも載せちゃいましょう!
「そんな小さなラックに載せる機材なんてあるの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、cer12uさんの発表を聞くと、その可能性の広さに驚かされます。
例えば、Mac miniや8ポートのネットワークハブ、最近流行りのミニPC、そしてRaspberry Pi(ラズパイ)などがぴったり収まるのです。
「DeskPi」というメーカーからは、ラズパイ用やMini ITXマザーボード用のマウンタも発売されており、買ってすぐに使い始めることができます。
もし専用のパーツが売っていなければ、自分で作ってしまえばいいというのも、この趣味の醍醐味です。
cer12uさんは、市販されていないネットワーク機器(IX2215など)のために、自作のパーツを用意してラックに収めているそうです。
「なければ作る」という精神が、10インチラックの楽しみを何倍にも広げてくれますね。
3Dプリンタがあれば、ラックそのものも自作できる!
第2章では、さらに一歩踏み込んだ「ラック自作」のお話がありました。
なんと、ラックのフレーム自体を3Dプリンタで出力してしまうというのです!
「3Dプリンタの印刷範囲(25センチ四方など)に収まるの?」という疑問に対し、cer12uさんは「斜めに配置して印刷すれば大丈夫」という目から鱗のテクニックを披露してくれました。
2025年頃から、世界中の開発者たちが3Dプリンタで作れるラックの設計図を公開し始めているそうです。
材料は、1台の3Dプリンタと1キロのフィラメント、そしていくつかのボルトとナット、そして何より「やる気」があれば十分です。
自作なら、縦方向にケーブルを通すホルダーを作ったり、自分好みのハンドルを付けたりと、カスタマイズは自由自在。
cer12uさんはさらに、電源周りも自作し、電圧や電流を計測して小さな画面(OLED)に表示させる仕組みまで構築しているとのこと。
自分だけの「光る、動く、管理できる」ラックが出来上がっていく過程は、想像するだけでワクワクしますね!
驚きの活用術!ラックで野菜を育てる!?
発表の後半、会場が一番驚いたのは「ラックシステムのメリットを活かした水耕栽培」のお話でした。
ラックというのは、もともと「寸法が厳格に決まっている」という特徴があります。
これを利用して、cer12uさんはラックの中で植物を育てる実験をしているそうです。
3Dプリンタで使うプラスチック素材は錆びることがないため、水を扱う環境とも相性が良いとのこと。
「使い捨てができる」というメリットを活かし、汚れたら新しいパーツを印刷すればいいという発想は、まさにデジタルファブリケーション時代の新しい趣味の形と言えるでしょう。
サーバを冷やすためのファンを、植物の空気循環に流用するといった工夫も検討されているようで、技術の転用アイデアには脱帽です。
さらには、10インチという枠すら飛び越え、3Dプリンタで印刷できる限界サイズである「12.5インチラック」を自作してしまうという挑戦も紹介されました。
規格に縛られつつも、その規格を自分で作り変えていく自由さは、個人開発ならではの楽しさですね。
まとめ:あなたも10インチラックの世界へ飛び込んでみませんか?
cer12uさんの発表は、「10インチラックと3Dプリンタがあれば、無限に遊べる!」という熱いメッセージで締めくくられました。
最初はただの整理整頓の道具だったラックが、いつの間にか電子工作の舞台になり、さらには植物を育てる農園にまで進化していく。
この「面白ければやってみる」というスタイルこそが、新しい技術を楽しむ一番のコツなのかもしれません。
皆さんのデスクの片隅にも、小さな10インチラックを置いてみませんか?
そこには、自分だけの小さな宇宙が広がるはずです。
cer12uさん、素晴らしいインスピレーションをありがとうございました!
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個人開発集会
開催日: 2026年06月04日
開催時間: 22:00 - 23:00
開催曜日: 木曜日開催周期: 隔週(グループA)
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