VRChatで「好奇心」を持つAIを作る!バーチャル学会2024に向けた研究プロジェクト始動!
詳細情報
※以下文章はスライド資料を元に自動生成されたものです。
発表のハイライト
- VRChatで動作する自律機械知能「ぱみきゅー」の改良プロジェクトがスタート!
- 「好奇心」をベースとしたAIの動作特性をより深く理解する。
- バーチャル学会2024で研究成果を発表!
- Unity C#とPythonが使える方を募集!
VRChatとAIの融合!「好奇心」ベースの自律機械知能とは?
GesonAnkoさんは、VRChatで活動するML集会の主催者であり、AI研究にも精通した方です。2024年6月19日のML集会では、「Project for Virtual学会2024」と題して、VRChat上で動作する自律機械知能「ぱみきゅー」の改良プロジェクトについて発表しました。
「ぱみきゅー」は、GesonAnkoさんが過去に開発した、好奇心を持つ自律機械知能です。自律機械知能(AMI:Autonomous Machine Intelligence)とは、その名の通り、自律的に動作する機械によって実現された知能のこと。ぱみきゅーは、VRChatという仮想空間を探索し、未知の場所や状況に遭遇すると、好奇心から行動を起こすように設計されています。
GesonAnkoさんは、なぜこのようなAIを研究するのか?という根本的な問いから説明を始めました。それは、「有機体ではない、多様な知性体との出会いを求める」という強い探求心から生まれたもの。まさに、SF映画のような壮大なビジョンがそこにはありました。
研究の課題と今後の展望
しかし、既存のぱみきゅーにはいくつかの課題がありました。
課題1:システム面での課題
- 学習中に止まってしまう問題。
- モデルサイズが大きくできない問題。
- 計算リソースの非効率的な使用。
課題2:理論的な整合性の課題
- VRChatは時間的に変化するイベントが発生する環境。
- 過去の情報が常に利用できないため、強化学習の基礎となるマルコフ決定過程が成り立たない。
課題3:モデルの性能とスケーラビリティの課題
- 簡易的な深層モデルのため、複雑なVRChat環境への対応が難しい。
- モデルのスケーラビリティが保証されていない。
これらの課題を解決するために、GesonAnkoさんは以下のような方向性を打ち出しました。
- 課題を解決し、AIの振る舞いがどのように変化するかを観察する。
- それらの知見を通して、未知の知性体への理解を深める。
- 「何故と問い、共に探求する知性」を追求する。
具体的なアクションと募集
今回のプロジェクトでは、以下の具体的なアクションを計画しています。
- 推論と学習を非同期に実行するシステムの実装
- 理論的に整合性の高いモデルの実装
- 高性能かつスケーラブルな深層モデルの実装と動作検証
- AIの振る舞いの分析実験
- バーチャル学会2024への論文・ポスター投稿
- バーチャル学会2024での発表
このプロジェクトを成功させるために、GesonAnkoさんはUnity C#またはUdonでワールドギミックを作成できる方を募集しています。一緒にVRChatでAIの研究を進め、バーチャル学会2024で成果を発表しませんか?
まとめ
GesonAnkoさんの発表では、VRChatとAI技術を融合させた革新的な研究プロジェクトが紹介されました。好奇心を持つAIの振る舞いを観察し、その特性を解明していく試みは、まさに新しい知性への挑戦と言えるでしょう。このプロジェクトがどのような成果を生み出すのか、今後の展開が非常に楽しみです。