41平均律の基礎 ~非ミーントーン音律~

詳細情報

日時 2026年02月06日 22:05 - 22:50
テーマ 41平均律の基礎
発表者 MisohitoNakaiさん
集会名 VRC微分音集会
発表資料

41平均律は、ピタゴラス的完全5度の純度
多様な倍音・コンマを同時に緩和
非西洋音楽理論との接続性
を兼ね備えた、「拡張された調性」と「倍音音楽」を両立できる音律であり、31EDOとは異なる思想に基づく、独立した魅力を持つ音律体系。

  1. 41EDOの目的と魅力
    ○31EDOとは異なる方向性の発展を持つ
    新たな協和の可能性の模索
    既存の音楽システムの再確認
    既存の西洋の調性音楽システムからの脱却

  2. 歴史的背景:ピタゴラス → 純正律 → 中全音律
    ピタゴラス音律:3/2(完全5度)を基礎、長3度は不協和
    純正律(5-limit):5/4(長3度)の導入により協和は増すが、
    シントニック・コンマなどの矛盾が発生
    中全音律(Meantone):5倍音を分割することで問題を緩和
    31平均律:中全音律を等分平均律化した代表例

  3. 非ミーントーン音律としての41EDO
    41EDOは中全音律的ではなく、ピタゴラス寄り
    完全5度は 702.44セントで、純正5度(701.96)に非常に近い
    5度圏は12音で「循環」せず、ほぼ直線(5度線)として扱われる
    記譜体系も♯・♭が無限に拡張可能な前提で構築

  4. 基本構造(鍵盤・音程)
    全音:7ステップ
    全音階的半音:3ステップ
    半音階的半音:4ステップ
    12EDOよりも音程の粒度が細かく、区別が明確

  5. 倍音近似性能の高さ
    41EDOは、3・5・7・11倍音など主要な倍音への近似が全体的に良好。
    例:
    3/2(完全5度):702.44¢
    5/4(純正的長3度):380.49¢
    7/4(自然7度):965.85¢
    11/8:556.10¢
    → 特定の倍音だけでなく、バランスよく高精度

  6. 緩和される主要コンマ

41EDOの最大の特徴の一つ。
Schisma (32805/32768)
Magic comma (3125/3072)
Sensamagic comma (245/243)
Gamelisma (225/224)
Rastma (243/242)

ダイアトニック/クロマティックの下方拡張
7倍音・11倍音由来音階
中東マカーム、ガムラン、ボーレン=ピアース音律などとの高い親和性

  1. MOSスケールと異文化音階
    ラムダ旋法、Slendric、Slentonic、Shivaスケールなど
    7倍音由来の音階構築を41EDOで自然に再現可能
    非西洋的音楽語法との橋渡しとして有効

  2. 演奏楽器

DTMでは柔軟に扱えるが、実楽器では工夫が必要
専用鍵盤(Tonal Plexus 等)
変則フレット・スキップフレッティング(Kite Guitar)
均等フレット楽器では演奏難易度が高い

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開催日: 2026年02月06日

開催時間: 22:00 - 23:00

開催曜日: 金曜日

開催周期: 月1回

毎月最初の金曜日に開催。微分音・Xenharmonicといった西洋音楽の12平均律を飛び出した音楽理論や調律理論、関連技術についての交流会です。 集会では不定期でLTやお悩み相談も開催予定。 音楽に関わりのあるすべての方々に、斬新で画期的な新時代の音楽のアプローチを提唱いたします。

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