2024年9月14日 VRChat株式投資座談会:TAK1123さんの「今週の市況分析など」発表内容を解説!

詳細情報

集会名 株式投資座談会
日時 2024年09月14日 21:00 - 21:30
テーマ 今週の市況分析など
発表者 TAK1123
発表資料 ファイル

発表のハイライト

  • 日経平均株価は36,581円と776円上昇し、今週は三角持ち合いを形成。
  • 日経VIXは29と依然として高く、市場の警戒感は続いている。
  • 外国人投資家は日本株を売却、一方、国内投資家は買い越し傾向。
  • 米国大統領選ではハリス候補がやや優勢で、株式市場には好影響と予想。
  • 来週はFOMCと日銀政策決定会合の結果に注目が集まる。

今週の日経平均株価と市場の動向

今週の日経平均株価は、前週比で大きく上昇し、36,581円となりました。チャートで見ると、全体としては37,000円から35,000円の間で推移する三角持ち合いを形成している状況です。雇用統計発表後の急落(ブラックマンデー)は回避されましたが、日経VIXは約29と依然として高く、市場の警戒感は拭えていません。

日経VIXと市場の警戒感

日経VIXは、市場の変動性を示す指標で、数値が高いほど市場の不安定感が増していることを意味します。今週の日経VIXは約29と、以前と比べて高い水準にあります。これは、市場参加者が今後の経済や金融政策の行方について不確実性を抱いていることを示唆しています。

外国人投資家と国内投資家の動向

今週の日本株市場では、外国人投資家は総売り、国内投資家(個人・機関)は総買いの動きが見られました。これは、外国人投資家が世界経済の減速などを懸念して日本株を売却している一方、国内投資家は比較的楽観的な見方をしており、買い越しに動いていることを示唆しています。

今後の日本株市場の見通し

来週注目すべきイベント:FOMCと日銀政策決定会合

来週は、9月18日(木)に米連邦公開市場委員会(FOMC)、9月19日(金)に日銀の政策決定会合が開催されます。市場では、FOMCでは0.25%の利下げが予想されており、日銀については、現状維持か、さらなる利上げの可能性が議論されています。これらのイベントの結果次第では、日経平均株価は大きく変動する可能性があります。

米国大統領選の行方と株式市場への影響

2024年の米国大統領選では、現時点ではハリス候補が若干有利と見られています。トランプ大統領が再選した場合、上院は共和党、下院は民主党というねじれ状態が続く可能性があり、政策のバランスが取れて株式市場には好影響が期待できます。一方、ハリス候補が当選した場合も、上院は共和党、下院は民主党というねじれ状態が続くと予想され、株式市場には大きな影響はないと考えられます。

逆イールド解消に向かう?

2年物の米国債利回りが10年物よりも低い「逆イールド」状態は、景気後退のサインとされることがあります。しかし、最近では2年物金利が想定よりも低く推移しており、FOMC後に2年物金利が上昇し、逆イールドが解消される可能性も出てきました。逆イールドが解消されれば、市場心理は改善し、円安方向に進む可能性も考えられます。

まとめ

TAK1123さんの発表では、今週の日経平均株価は上昇したものの、市場の警戒感は依然として高く、今後の経済指標や金融政策の動向に注目が集まっている状況がわかりました。特に、来週のFOMCと日銀政策決定会合の結果は、市場に大きな影響を与える可能性があるため、注意深く見守る必要があるでしょう。また、米国大統領選の行方も、日本株市場に影響を与える可能性があるため、今後の動向に注目していく必要があります。

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