MIDI 2.0が切り拓く「音の自由」—微分音はどこまで現実になるのか?

詳細情報

日時 2026年04月03日 22:05 - 22:50
テーマ MIDI 2.0と微分音
発表者 MisohitoNakaiさん
集会名 VRC微分音集会
発表資料

従来のMIDIは「演奏情報を伝える規格」でした。
しかし進化したMIDI 2.0は、機器同士が対話し、理解し合う世界へと踏み出しています。
では——“自由な音律”や“微分音”を扱う未来の音楽環境とは、一体どのようなものか?


■ MIDI 2.0:つないだ瞬間に「通じ合う」

MIDI 2.0の大きな思想はシンプルです。
- 双方向通信による自動同期
- 機器同士の“能力の共有”
- 高解像度化による表現力の拡張
これにより、従来のような煩雑な設定なしに、 接続するだけで最適な状態が構築される環境が目指されています。


■ 表現力の飛躍:音はどこまで細かく扱えるのか

MIDI 2.0では、あらゆるパラメータが高精度化されます。
- ピッチ・ベロシティが大幅に高解像度化
- ノート単位での個別制御(Per-Note制御)
- 従来困難だった繊細なニュアンスの再現


■ 微分音の鍵:「Pitch 7.9」とノート単位制御

微分音実現の中心には、2つの仕組みがあります。
- Pitch 7.9
- Per-Note Pitch Bend
これらが握る、従来の「チャンネル単位」の制約から解放とは?


■ MIDI-CI:機器同士が“交渉”する時代へ

MIDI 2.0のもう一つの柱「MIDI-CI」という
「あなたは何ができるの?」と機器同士が会話する仕組み
- プロファイル共有(楽器の性質を統一)
- プロパティ交換(設定や状態のやり取り)
- プロトコルの自動切替
- 状態の問い合わせ
これにより、微分音のような複雑な設定も
“合意”によって自動化される未来が構想できる?


■ 微分音運用の未来像:設定と演奏の分離

MIDI 2.0では役割が明確に分かれます。
- 設定(チューニングや構造) → MIDI-CIで管理
- 演奏(実際の音) → 高解像度MIDIで処理
非効率なMIDI規格の現状とは?


■ しかし現実はまだ過渡期:見えてきた課題

理想的な未来の一方で、現状にはいくつかの問題も報告されています。
- ピッチ解釈の不一致(意図しない音程)
- 高負荷時のタイミングずれ
- 機器間通信のタイムアウト
つまり、技術は整いつつあるものの、 実装と標準化はまだ発展途上

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VRC微分音集会

開催日: 2026年04月03日

開催時間: 22:00 - 23:00

開催曜日: 金曜日

開催周期: 月1回

毎月最初の金曜日に開催。微分音・Xenharmonicといった西洋音楽の12平均律を飛び出した音楽理論や調律理論、関連技術についての交流会です。 集会では不定期でLTやお悩み相談も開催予定。 音楽に関わりのあるすべての方々に、斬新で画期的な新時代の音楽のアプローチを提唱いたします。

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