【VRChat個人開発集会】高校生が個人開発!時間管理機能搭載のタスク管理ツールとは?
詳細情報
集会名 | 個人開発集会 |
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日時 | 2023年11月09日 22:00 - 22:30 |
テーマ | タスク管理ツールを作ったお話 |
発表者 | かるだん |
発表資料 |
時間管理機能にこだわったタスク管理ツールを鋭意開発中!Android版リリース予定!
2023年11月9日に行われたVRChat「個人開発集会」で、高校生のかるだんさんが個人で開発中のタスク管理ツールについて発表しました。
自己紹介
かるだんさんは、普段からVRChatやプログラミングに熱中しているという高校2年生。最近はPCに向かってコードを書いたり、KSPなどのシミュレーションゲームを楽しんでいるそうです。
開発したタスク管理ツールについて
概要
かるだんさんが今回開発しているのは、個人向けのタスク管理ツールです。「この仕事終わらせるとか宿題終わらせるとか」といった、日々のタスク管理を効率的に行うことを目的としています。
特徴
基本的な機能は一般的なタスク管理ツールと同様ですが、最大の特徴は時間管理機能です。
- ある時間帯に特定のタスクを行うようスケジュールできる機能を開発中とのことです。
使用技術
- フロントエンド:Flutter(Dart)
- バックエンド:NestJS
- ORM:Prisma
- データベース:PostgreSQL
- サーバー:クラウドサービス
画面イメージ
- リスト形式でタスクが表示され、タスクの追加や完了などの操作が可能
- 時間管理機能は開発中だが、UIには既に「Time」という項目が実装済み
開発中の苦労や反省点
かるだんさんは開発中の苦労や反省点として、以下の3点を挙げました。
情報収集に手こずった
NestJSとPrismaは比較的新しい技術であるため、情報収集に苦労したとのこと。
- エラーが発生した場合も、英語の記事がほとんどで解決に時間がかかったそうです。
開発するツールの全体像が曖昧だった
開発の途中段階で仕様変更が発生し、その度に手戻りが発生してしまったと反省点を述べています。
完璧を目指しすぎた
完璧主義がゆえに、完成形を求めすぎて開発が難航。結果的に途中で断念してしまったプロジェクトも複数あるようです。
個人開発で大切なこと
かるだんさんは自身の経験を踏まえ、個人開発で重要だと考えるポイントを共有してくれました。
- 自分の技術力に合ったものを作る
- 無理せず、使い慣れた技術で開発を進めることが重要
- 迂闊に新しい技術を使わない
- 新しい技術の導入は、情報収集や学習コストを考慮する必要がある
- 何を作るのか、目的を明確にする
- 開発前に全体像を具体的に設計しておくことが重要
- とにかく完成させる
- 完璧主義に陥らず、まずは形にすることを意識する
- とにかく継続する
- 困難に遭遇しても、諦めずに開発を続けることが成功の鍵
質疑応答
発表後には、参加者から様々な質問が寄せられました。
質疑応答1:なぜWebサービスとして開発しているのか
- 複数のデバイスからアクセスできるようにするため。将来的にiOS版もリリース予定だが、現時点ではAndroid端末のみの対応とのこと。
質疑応答2:既存のタスク管理サービスとの差別化ポイントは?
- 時間管理機能に注力しており、既存サービスとの差別化を図っていく予定。
- 特定の時間帯に、特定のカテゴリーのタスクを行う、といった使い方が想定されているようです。
質疑応答3:タスク管理アプリの開発経験について
- これまでTodoistやGoogle ToDoリスト、Microsoft To Doなど、様々なタスク管理アプリを試してきた。
- 時間管理機能が充実したアプリを開発したいと考えている。
まとめ
かるだんさんは、時間管理機能にこだわった個人向けタスク管理ツールを鋭意開発中です。開発中の苦労や反省点、そして個人開発を行う上で重要なポイントを共有してくれました。
- 今後、Android版のリリースを予定しており、iOS版の開発も視野に入れているとのことです。
- まだまだ開発途中の段階ではありますが、かるだんさんの今後の活動に注目です!