VRC株式投資座談会20250308:今週の市況と来週の展望
詳細情報
VRChatで開催された「株式投資座談会」。
2025年3月8日の会では、TAK1123さんが日本と米国の市況について詳細な分析と今後の見通しを発表しました。
今回はその内容を詳しく見ていきましょう。
今週の日本市況(2025年3月3日~3月7日)
今週の日経225のパフォーマンスは-0.72%と下落しました。
主な要因として、米国からの関税発表によるグローバルな経済的不確実性と、国内の企業ガバナンス改革や日本銀行(BOJ)の金融政策が挙げられました。
トランプ大統領によるカナダ、メキシコ、中国への関税が、市場に大きな影響を与えているようです。
日経先物の動き
1週間の日経先物推移を見ると、ナイトセッションで急落するパターンが見られました。
例えば、寝る前に37500円だったものが、朝には36800円まで下落するケースがありました。
逆に、AM2:00に36500円だったものが、朝には37200円まで急騰するパターンも見られました。
日経平均チャート分析
日経平均チャートは、38000円~40000円のレンジ相場となっています。
38000円を割り込み、下方向にレンジ相場が形成され、下落バンドウォークの状態です。
今週の米国市況(2025年3月3日~3月7日)
米国市場も、トランプ大統領によるメキシコとカナダに対する関税導入が主な要因となり、大きく変動しました。
経済データ(雇用報告やインフレデータ)や、FRBのパウエル議長のコメントも市場に影響を与えました。
ニュースハイライト
トランプ大統領の関税政策が市場のボラティリティを高め、投資家のセンチメントに影響を与えました。
S&P 500も大幅に下落しています。
米国雇用統計(2025/3/7)
Elon Muskの政府効率化省による連邦政府の人員削減が雇用統計に影響を与えているようです。
失業率は予想より上昇し、景気減速の懸念が高まっています。
パウエル議長発言(2025/3/7)
パウエル議長はシカゴ大学ブースビジネススクールでの基調講演(米国金融政策フォーラム)で、経済見通し、インフレ目標、労働市場の状況について語りました。
「金利決定前にトランプ政権の政策の明確な情報を待つ」と発言したことが、市場に一定の安心感を与え、株価上昇につながりました。
しかし、政策の不確実性が残る中、投資家の警戒感は依然として高い状況です。
次週のマーケット予想(日本/米国)
次週の主要イベントは、2月のCPI(消費者物価指数)発表(3月14日)です。
市場は慎重な取引が予想され、CPIの結果次第でボラティリティが高まる可能性があります。
その他、Fedの公式コメント、トランプ大統領の関税政策に関する展開、PPI(生産者物価指数)発表も注目されます。
次週の米国市場は、3月14日のCPI発表が最大の注目点です。
インフレの動向がFedの金利政策に直接影響するため、市場は慎重な動きを見せるでしょう。
日経平均PERとEPSの分析
日経平均株価と日経平均PERのグラフを見ると、日経平均EPSはじりじりと下がっていることがわかります。
これは、株価が上昇しているにも関わらず、企業の収益が伸び悩んでいることを示唆しています。
日経オプション価格考察
P37000の価格は上昇トレンドを描いていますが、P36500の価格は上昇トレンドではあるものの、頭打ちの兆候が見られます。
来週は日経平均が37000円を下回ることも考えられますが、36500円までで下げ止まる可能性もあるでしょう。
まとめ
今回のVRC株式投資座談会では、今週の市況と来週の展望について、貴重な情報が得られました。
特に、トランプ大統領の政策やCPIの結果が市場に与える影響は、今後も注視していく必要がありそうです。
VRC株式投資座談会では、ディスコードグループも運営されているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
次回の開催は3月22日21:00から予定されています。
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株式投資座談会の開催情報・参加方法

株式投資座談会
開催日: 2025年03月08日
開催時間: 21:00 - 22:00
開催曜日: 土曜日開催周期: 隔週(グループA)
株式投資、投資信託、FX、暗号通貨、先物オプションなどの金融系投資に興味あるVRchat民が集まり交流をするイベントです(隔週土曜日21:00-)。2021年3月からイベントをスタートし、3年間継続しています。投資初心者から経験者まで幅広い層が参加し、個人投資家としてレベルアップできるように取り組んでいます。 ★イベント前半(21:10-21:35) 今週の市況分析や個人投資家が知って…