UnityプロジェクトをGitで管理して開発効率を爆上げ!バージョン管理で開発の悩みを解決

詳細情報

日時 2024年10月24日 22:00 - 22:30
テーマ UnityプロジェクトをGitで管理
発表者 HIDEさん
集会名 個人開発集会
発表資料

発表内容のハイライト

  • Unityプロジェクトのバージョン管理にGitを活用することで、開発効率が向上します。
  • Git LFSを使って、画像や音声などの大容量ファイルを効率的に管理できます。
  • ブランチ機能を活用することで、様々な変更を安全に試すことができます。
  • UnityとGitの連携方法や、よくある操作を具体的に解説します。

Unity開発におけるGit導入のメリット

Unityでアバターやワールドの開発をしていると、プロジェクトが複雑化してしまい、以下のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?

  • 変更を加えるたびにプロジェクトがぐちゃぐちゃになる
  • 少し時間が空くと、何をどう修正したか分からなくなる
  • アバターやワールドが壊れてしまい、復旧に苦労する

HIDEさんによると、これらの悩みはGitを導入することで解決できるそうです。Gitは、ファイルの変更履歴を記録・管理できるバージョン管理システムです。Unityプロジェクトと連携させることで、以下のようなメリットが得られます。

1. 作業の記録と復元:過去の状態に戻れる安心感!

Gitを使えば、Unityプロジェクトのあらゆる変更を記録できます。例えば、アバターの見た目を変更したり、ワールドにオブジェクトを追加したりした際も、その変更内容がすべて記録されます。

もし、変更が失敗して元に戻したい場合でも、過去の状態に簡単に復元できます。開発中にミスをしてしまっても、慌てずに元に戻せるので、安心して作業を進められますね!

2. 並行開発と実験:複数のアイデアを同時に試せる!

Gitのブランチ機能を使えば、メインの開発とは別に、新しい機能やアイデアを試すためのブランチを作成できます。

例えば、アバターの服の色をいろいろ変えてみたいけど、元に戻せるか不安…という場合でも、新しいブランチを作成して変更を加えれば、元に戻したいときは簡単にメインブランチに戻すことができます。複数のアイデアを同時に試せるので、よりクリエイティブな開発が可能になります。

UnityプロジェクトをGitで管理する際の注意点

Unityプロジェクトは、画像や音声などのバイナリデータを含むため、そのままGitで管理すると、リポジトリのサイズが大きくなってしまい、管理が大変になります。そこで、HIDEさんは以下のようにGitと連携する方法を紹介していました。

1. .gitignoreで不要なファイルを指定

Unityプロジェクトには、開発中に生成される一時ファイルや、バージョン管理の必要がないファイルがたくさんあります。これらのファイルをGitで管理しないように、.gitignoreファイルで指定します。

HIDEさんは、LibraryLogsUserSettingsなどのフォルダをGitで管理しないようにUnity用の.gitignoreを設定しました。

2. Git LFSでバイナリデータを管理

画像や音声などのバイナリデータは、Git LFS(Large File Storage)を使って管理します。Git LFSは、Gitリポジトリに格納する代わりに、別途ファイルサーバにデータを保存し、Gitリポジトリにはファイルへのポインタを格納する仕組みです。

これにより、リポジトリのサイズを小さく抑えつつ、大容量のバイナリデータを効率的に管理することができます。

UnityとGit連携:実践編

HIDEさんは、実際にアバターのプロジェクトを例に、UnityとGitを連携する方法を紹介していました。

1. プロジェクトの作成と初期設定

  • VRChat SDKとShaderをインポートしたプロジェクトを作成
  • .gitignoreファイルを作成し、不要なファイルを指定
  • Git LFSを初期化し、バイナリデータの管理対象を指定
  • 初期コミットを実行

2. アバターのパッケージをインポート

  • シーンファイルを作成してコミット
  • アバターのパッケージをインポートし、コミット

3. ビルドとアップロード

  • ビルドとアップロードを実行し、コミット

Git操作:よくある操作

開発中に、以下のような操作が必要になることがあります。

1. 変更を元に戻したい場合

  • git statusコマンドで変更を確認
  • git checkoutコマンドで、最新のコミットの状態に戻す

2. 色んなバリエーションを試したい場合

  • git checkout -bコマンドで、新しいブランチを作成
  • テクスチャやマテリアルを変更
  • git addgit commitで変更をコミット
  • git checkoutコマンドで、ブランチを切り替えて変更を確認
  • git mergeコマンドで、別のブランチの変更をマージ

UnityとGit連携のメリットを活かして開発効率をUP!

HIDEさんの発表では、UnityプロジェクトをGitで管理することで、開発効率が向上し、より積極的に開発に取り組めるようになることがわかりました。

Gitを導入することで、プロジェクトの管理が楽になり、開発のスピードもアップするでしょう。ぜひ、今回の内容を参考に、UnityプロジェクトにGitを導入してみてくださいね!

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個人開発集会

開催日: 2024年10月24日

開催時間: 21:00 - 22:00

開催曜日: 木曜日

開催周期: 隔週(グループA)

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!

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