AIに好奇心を!P-AMI<Q>が拓く自律学習の未来
詳細情報
日時 | 2025年07月02日 22:00 - 22:30 |
---|---|
テーマ | P-AMI<Q>の進捗報告LT "Weekly P-AMI<Q>" |
発表者 | GesonAnkoさん |
集会名 | ML集会 |
発表資料 | ファイル |
皆さん、こんにちは!
VRChatの技術コミュニティ「ML集会」で、またまたワクワクする発表がありましたね!
2025年7月2日に行われた「Weekly P-AMI<Q>」と題されたLTでは、げそんさん(@GesonAnkoVR)が、自律機械知能の研究開発における最新の進捗を共有してくれました。
今回は、その熱気あふれる発表の内容を、皆さんと一緒に深掘りしていきましょう!
ロボット学会への論文投稿、おめでとうございます!
まず、発表の冒頭で飛び込んできたのは、げそんさんからの嬉しいニュースでした。
なんと、「PAMIQ Core: リアルタイム継続学習のための非同期推論・学習フレームワーク」と題された論文が、ロボット学会への投稿を無事に完了したとのこと!
これは、PAMIQ Coreというシステムが、現実世界でリアルタイムに学習し続けるAIの実現に向けて、大きな一歩を踏み出したことを意味します。
Myxyさん、Zassouさんとの共著で、Klutzさん、AIciaさん、かるだんさん、かた湯さんの協力も得て完成したこの論文は、9月2日から5日にかけて東京科学大学大岡山キャンパスで発表されるそうです。
学会での発表は、研究者にとっての晴れ舞台!
PAMIQ Coreが、多くの研究者の目に触れ、さらなる議論を巻き起こすことを想像すると、今からワクワクが止まりませんね。
PAMIQ Coreの心臓部、データモジュールが大変身!
PAMIQ Coreの今回の進捗で、特に注目すべきは「Dataモジュール」の大幅な改修です。
AIが学習するためには、質の良いデータが不可欠ですよね。
このDataモジュールは、AIが学習するためのデータを集め、使える形に加工する、いわばAIの「栄養補給」を担う重要な部分なんです。
これまでのDataモジュールは、データを辞書形式でしか扱えず、柔軟性に課題があったそうです。
しかし、今回の改修で、どんな形式のデータでも自由に追加したり、取り出したりできるようになりました!
これは、AIが様々な種類の情報を取り込み、より複雑な学習を可能にするための画期的な進化と言えるでしょう。
げそんさんは「カスタマイズ性がめっちゃ上がった」と語っていましたが、まさにその通り。
AIがまるでスポンジのように、あらゆる知識を吸収できるようになったイメージですね。
ただし、この進化は「破壊的な変更」を伴うとのこと。
バージョン0.4から0.5へのアップデートでは、既存のコードに修正が必要になる場合があるそうです。
これは、より良い未来のために、時には大きな変化も受け入れる開発の現場のリアルを教えてくれますね。
AIに「好奇心」を! 未知の世界を探求する新しい挑戦
今回の発表で、特に私の心を掴んだのは、「好奇心」に関する実験用リポジトリのセットアップという話題でした。
皆さんは、AIが「好奇心」を持つと聞いて、どんなことを想像しますか?
げそんさんたちは、GitHub上に「MLShukai/pamiq-curiosity-exp」というリポジトリを立ち上げ、PAMIQの「好奇心」の仕組みそのものに関する実験を始めたそうです。
「好奇心」とは、未学習や未探索の領域に向かう性質、つまり「世界を知る性質」とのこと。
人間が新しいものに興味を持ち、探求するように、AIも自ら未知の領域に踏み込み、学習していく。
そんな未来が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。
今後は、「敵対的好奇心」(既存実装)だけでなく、「協調的好奇心」や「メタ的な好奇心」など、様々な種類の好奇心を作り上げていく予定だそうです。
AIが自ら学び、成長する原動力となる「好奇心」。
この研究が進めば、AIはもっと賢く、もっと人間らしい知能を持つようになるかもしれませんね。
AIの未来を切り拓く、P-AMI<Q>の挑戦に期待!
今回のWeekly P-AMI<Q>の発表は、げそんさんたちのP-AMI<Q>に対する情熱と、AIの未来を切り拓こうとする強い意志が感じられる素晴らしい内容でした。
ロボット学会での発表、データモジュールの革新、そして「好奇心」という新たなフロンティアへの挑戦。
どれもが、AIが私たちの生活にもたらす可能性を広げる、重要な一歩だと感じました。
AIが自ら学び、成長し、私たち人間と共に新しい価値を創造していく未来。
そんなワクワクする未来が、P-AMI<Q>の挑戦によって、少しずつ現実のものになろうとしています。
これからも、P-AMI<Q>の進捗から目が離せませんね!
皆さんも、ぜひGitHubのリポジトリをチェックして、彼らの挑戦を応援しましょう!
ML集会の他の発表もチェック!
ML集会の開催情報・参加方法

ML集会
開催日: 2025年07月02日
開催時間: 21:30 - 22:30
開催曜日: 水曜日開催周期: 毎週
機械学習(AI)関連でお話しつつ、LTなどをする情報共有会です! 最近のML界隈は成長が速すぎるからみんなで追おう!という思いから生まれました。 現在は自律動作するAIアバターがいたりして... あなたの目の前にいる存在は人ではないかもしれません。 Discordもあるのでそちらもぜひ。