【体験談】一万人に「LIKE」を送って結婚しました - マッチングアプリ自動化の軌跡とVRchatでの出会い
詳細情報
集会名 | 個人開発集会 |
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日時 | 2024年02月01日 22:00 - 22:30 |
テーマ | 一万人に『LIKE』を送ってなんやかんや結婚した話 |
発表者 | sola |
発表資料 |
エンジニアがマッチングアプリを自動化した結果、なんと結婚!しかも相手はVRchatで出会った!?
2024年2月1日、VRChatで開催された「個人開発集会」にて、solaさんによる「一万人に『LIKE』を送ってなんやかんや結婚した話」という興味深い発表が行われました。solaさんは、マッチングアプリ「Tinder」を自動化するシステムを構築し、その経験を元に、マッチングアプリの選定理由から自動化の技術的側面、そしてVRchatでの出会いについて語りました。本記事では、solaさんの発表内容を詳細にレポートします。
自己紹介
- solaさん
- ウブ系のなんでも屋さん
- 技術系のイベントによく参加
- 最近はポーカー(テキサスホールデム)にハマり中
なぜマッチングアプリを自動化したのか?
「モテたい」という人類永遠のテーマを掲げ、solaさんはエンジニアらしくマッチングアプリを自動化に挑戦しました。数あるマッチングアプリの中で「Tinder」を選んだ理由は以下の3つです。
- 高いマーケットシェア: より多くの人に自分を認知してもらうには、ユーザー数の多いプラットフォームを選ぶことが重要だと考えたため。
- シンプルなUI: 婚活向けアプリと比べ、情報量が少ないシンプルなUIは、ユーザーの目線が厳しくなりすぎず、マッチング率向上に繋がると考えたため。
- Webプラットフォームであること: 自動化に必要な通信のエミュレートや解析が容易であるため。
Tinder自動化システムの構築
solaさんは、TinderのWebアプリを分析し、自動で右スワイプ(LIKE)とマッチング時の挨拶を行うシステムを構築しました。
- 構成: AWS Lambdaを中心に、位置情報変更にはAmazon Location Serviceを使用
- データ分析: CloudWatch Logsに記録し、CloudWatch Logs Insightsでクエリを実行
- ボス対策: CLIで動作するターミナル上に偽装画面を表示する機能も実装
マッチングアプリ自動化で得られた結果
なんと119人とマッチング!しかし、solaさんは「結婚」という視点においては、Tinderは必ずしも最適なプラットフォームではないと結論付けます。
VRchatでの運命の出会い
solaさんは、Tinderの自動化を進める中で、マッチングアプリよりも「VRchat」で出会ったパートナーと結婚しました。顔が見えないVR空間だからこそ、互いの内面を見ることができたと語っています。
solaさんからのメッセージ
- マッチングアプリは「クソ」
- VRchatは「いいぞ」
まとめ
- エンジニアならではの視点でマッチングアプリの自動化に取り組んだsolaさんの発表は、会場を大いに沸かせました。
- マッチングアプリの自動化は、技術的に可能である一方、倫理的な問題やプラットフォームの利用規約に抵触する可能性も孕んでいます。
- solaさんの経験を通して、テクノロジーと恋愛・結婚の関係について、改めて考えさせられる発表でした。
質疑応答
- 参加者からは、ソースコード公開の予定、ボット対策、自動化の成功率、VRchatでの出会いについてなど、多くの質問が寄せられました。
- solaさんは、自身の経験談を交えつつ、ユーモアを交えて回答していました。
感想
solaさんの発表は、技術的な内容だけでなく、VRchatでの出会いというドラマティックな展開もあり、非常に興味深いものでした。結婚というゴールを達成したsolaさんの言葉には説得力があり、マッチングアプリやVRchatの可能性を感じさせられました。