【Resonite開発のリアル】裏世界でのアイテム&世界開発、modimobeiketeさんの挑戦

詳細情報

日時 2025年05月08日 22:30 - 23:00
テーマ 裏世界(Resonite)でのアイテム,世界開発
発表者 modimobeikete
集会名 個人開発集会
発表資料 ファイル

VRChatで開催された個人開発集会で、modimobeiketeさんが「裏世界(Resonite)でのアイテム,世界開発」というテーマで発表されました。

modimobeiketeさんは、日本と中国のVRコミュニティで活躍されており、特にResoniteを使った開発に情熱を注いでいる方です。

今回の発表では、Resoniteの特徴から、具体的な開発事例、そして今後の目標まで、Resonite開発のリアルが語られました。

Resoniteってどんなところ?

Resoniteは、VRChatと似たメタバースですが、いくつかの点でユニークな特徴を持っています。

特に注目すべきは、その「高い自由度」と「チーム開発のしやすさ」です。

スライドでは、Resoniteが「Chaostic Metaverse」と表現されており、カオスの中にも創造の可能性がある世界観が示唆されていました。

Resoniteのゲーム特徴

Resoniteの大きな特徴として、まず「チーム開発のしやすさ」が挙げられます。

VRChatでは複数人での開発に工夫が必要な場面がありますが、Resoniteではよりスムーズに協力してワールドやアイテムを作り上げることができます。

次に、「高い自由度」も魅力の一つです。

Resoniteでは、ユーザーが自由にオブジェクトを作成し、プログラムを組むことができます。

この自由度の高さが、多様なコンテンツを生み出す土台となっています。

さらに、「より便利なファイル共有と動画再生体験」も言及されていました。

これは、開発効率やユーザー体験に関わる重要なポイントですね。

具体的な開発事例の紹介

発表では、実際にResoniteで開発された様々な事例が紹介されました。

これらの事例を通して、Resoniteの可能性が具体的に示されました。

イベント関連での活用

Resoniteは、イベントの開催にも活用されています。

スライドでは「桜逢祭」というイベント名が見られ、Resonite空間でのソーシャルな活動が盛んに行われていることが伺えます。

メタバースでのイベントは、現実とは異なる体験を提供できるのが魅力ですね。

アイテムシステムとツール開発

Resoniteの柔軟性は、アイテムシステムや開発ツールの作成にも活かされています。

「Protoflux」というノードベースのプログラミングシステムや、「Creator Jam」といった開発イベントも紹介されました。

これらの要素が、ユーザーによる活発なコンテンツ制作を後押ししています。

また、「Unistruc tool」や「Illustration avatar tool」といった具体的なツール名も挙がり、開発を効率化するための様々な取り組みが行われていることが分かります。

特に、Live2Dの制作がより簡単になったという言及は、多くのクリエイターにとって朗報ではないでしょうか。

コンテスト作品とワールド制作

Resoniteでは、様々なコンテストも開催されており、チームで制作された競技作品の紹介もありました。

さらに、「春节之家」というワールドの総覧スライドは、Resoniteでどれだけ作りこまれた空間が実現できるのかを示していました。

AC130という単語や、シナリオプレゼン、経路システム(Waypoint system)の原理に関する言及もあり、単なる空間作りだけでなく、インタラクティブな要素や複雑なシステムも構築可能であることが分かります。

modimobeiketeさんの取り組みと今後の展望

発表の後半では、modimobeiketeさんご自身の取り組みや、Resoniteコミュニティの将来に向けた熱い思いが語られました。

コミュニティの構築と学生の参加促進

modimobeiketeさんの現在の目標の一つは、「中国語コミュニティの構築」とのことです。

言語の壁を越えて、より多くの人がResonite開発に参加できる環境を作ることは、コミュニティ全体の発展に繋がります。

また、「大学合同プランの実施、学生の参加を促す」という目標も掲げられており、次世代のクリエイター育成にも力を入れていることが分かります。

学生がVR開発に触れる機会は、将来のイノベーションに繋がるでしょう。

開発者が「本当の自由な創作」を満たすために

modimobeiketeさんは、「ゲーム開発者が『本当の自由な創作』を満たすために努力を強化する」ことを目指しています。

これは、技術的な制約やプラットフォームの仕様に縛られず、クリエイターが思い描いたものを自由に形にできる環境を追求する姿勢を示しています。

そのために、「広報活動を充実させ、ユーザーの痛点を解決する」ことや、「VRCDが時間のある時に構築と計画に参加する」といった具体的な行動も計画されています。

コミュニティの課題解決と、運営チームの積極的な関与が、より良い開発環境を作り出す鍵となります。

リアルな課題と向き合う

発表では、現実生活で直面している困難についても正直に語られました。

「学生がVRに対してあまり意欲がない」「自分に自信がない」「物事をする時に気力が湧かない」といった悩みは、多くの人が共感できるのではないでしょうか。

これらの課題と向き合いながらも、Resonite開発への情熱を失わないmodimobeiketeさんの姿勢に、勇気づけられる人も多いはずです。

開発と社交のバランス

発表の最後には、非常に印象的なメッセージがありました。

「開発に関しては、確かに一定の学習スキルが必要ですが、社交能力を失ってしまっては、ただのオタクにすぎません。

両方が相まってこそ、より良い自分になれるのです。

これは、技術的なスキルだけでなく、人との繋がりやコミュニケーションも大切にすることの重要性を説いています。

メタバースでの活動は、まさに開発と社交の両方を追求できる場であり、Resoniteも例外ではありません。

技術を磨きつつ、コミュニティで交流することで、より豊かなVRライフを送ることができるという、示唆に富んだ言葉でした。

まとめ

modimobeiketeさんの発表は、Resoniteの技術的な魅力だけでなく、コミュニティ活動や個人の成長といった多角的な視点から、メタバース開発の現在と未来を垣間見せてくれました。

「本当の自由な創作」を目指す熱意と、現実的な課題にも向き合う誠実な姿勢は、多くの参加者に響いたことでしょう。

Resoniteに興味を持った方、開発に挑戦してみたいと思った方は、ぜひコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。

スライド資料(PDF)

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開催日: 2025年05月08日

開催時間: 21:00 - 22:00

開催曜日: 木曜日

開催周期: 隔週(グループA)

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!

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