壁のないWeb : Bluesky開発者Danさんのスピーチの要約

詳細情報

集会名 分散SNS集会
日時 2024年10月17日 21:00 - 21:30
テーマ 壁のないWeb : Bluesky開発者Danさんのスピーチの要約
発表者 Nawashiro
発表資料 ファイル

壁のないウェブ(忙しい人向け)

Dan's Lecture - Bluesky Meetup vol.3


ハンドルネーム = ドメイン

  • Dan 氏はユーザー名が実際にドメインであることに驚いた
  • Bluesky からドメインをもらうか、自分のドメインを使用することが可能

ATProto

  • 新しいインターネットプロトコル「atproto」を紹介
  • ソーシャルメディアだけでなく、個人とコンテンツの関係を再定義する
  • 新しいインターネットプロトコル

いにしえの個人サイトにではどうだったけ?

  • 自分のドメインを使えばコンテンツが自分のものと認識できる
  • ホスティングサービスが信頼できなくなったら簡単に移行可能
  • ファイルをコピーして別のサーバーにドメインを向けることも可能

でも、近ごろと言ったら…

  • ゲストブックの発展形が現在のソーシャルメディア
  • 私たちはかつてトップにいたが、今は箱の中に閉じ込められている
  • データのエクスポートと保全が課題

データの一時性と永続性

  • 投稿後にデータが消えてしまうのは「データを殺している」状態
  • 一時的なデータも重要だが、必要に応じて永続的に保存したい場合も
  • 変数 → state → ローカルストレージ → サーバー

サーバーでデータ管理をするときの課題

  • サーバーは特定の管理者がいる特別なコンピュータ
  • でも、サーバーが消えたら…?
  • サービスが消えても、ユーザーが努力した成果は消えるべきではない
  • atproto はそこに焦点を当てる

Bluesky の構造

  • atproto はアプリよりも上にいて、互いをリンクするプロトコル
  • Bluesky はその一部でしかない
  • リレーばオープンソースで運営可能だし、Bluesky 社のを使ってもいい

新しいアプリケーションの作成

  • 異なるデータがドメインに基づきリンクし合い、相互運用可能
  • いにしえのインターネットとおなじ!
  • 情報は既に存在しており、それをどのように解釈するかは自由
  • アプリを作ったとき、ゼロからの出発をしなくて良い!
  • 新たなプロダクトを作る際、情報の再解釈が可能
  • 別のアプリではソーシャルメディア、このアプリではコメント欄

最後に

  • Bluesky が失敗してもデータはリンク & 署名されており、保全可能
  • リレーはオープンソースのため、再稼働できる
  • 開発者が興味を持ち続ける限り、プロジェクトは永続的に存続可能