いいプロンプトの極意はチーム開発スキルにアリ!~LLMとの対話で広がる個人開発の可能性~
詳細情報
集会名 | 個人開発集会 |
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日時 | 2024年11月07日 22:00 - 22:30 |
テーマ | いいプロンプトの極意は"チーム開発スキル"にアリ! 〜LLMとの対話で広がる個人開発の可能性〜 |
発表者 | さめ |
発表資料 | ファイル |
発表ハイライト
- 個人開発でもLLMと「チーム」を組むことで、開発効率が向上する。
- チーム開発で重要な「リスペクト」「ドキュメンテーション」「コラボレーション」の3つのスキルは、LLMとの連携でも重要。
- LLMにキャラクターを設定することで、より人間味あふれる対話が可能になり、チーム開発が楽しくなる。
LLMとチームを組んで個人開発を加速させよう!
近年、注目を集めているLLM(大規模言語モデル)。ChatGPTやClaudeなど、様々なサービスが登場し、プログラミングや文章作成など、様々なタスクでその能力を発揮しています。
2024年11月7日、VRChatの個人開発集会で、さめさんは「いいプロンプトの極意は"チーム開発スキル"にアリ!~LLMとの対話で広がる個人開発の可能性~」というテーマで発表を行いました。
今回は、さめさんの発表内容とスライドを参考に、LLMを活用した個人開発の可能性について解説していきます。
LLMってそもそも何?
LLMは、膨大なデータから学習した機械学習モデルで、人間のような自然な文章を生成することができます。 ソフトウェア開発においては、コードの作成やドキュメント作成など、様々なタスクを自然言語で指示できることが大きな魅力です。
なぜ個人開発でチーム開発スキルが必要なの?
LLMと連携して開発を進める場合、実はチーム開発と似たような状況になります。 LLMとの円滑なコミュニケーションには、チーム開発と同様に以下のスキルが重要になります。
- 明確なコミュニケーション:LLMに意図を正確に伝える
- 相手の特徴を理解する:LLMの強みと弱みを理解する
- 効果的なフィードバック:LLMの出力結果を評価し、改善点を伝える
チーム開発スキル3つの柱
チーム開発では、円滑な開発を進めるために「リスペクト」「ドキュメンテーション」「コラボレーション」の3つの柱が重要です。LLMとの連携においても、これらのスキルが効果を発揮します。
1. リスペクト:LLMと良好な関係を築くために
LLMは、まるでチームメンバーのように接する必要があります。 例えば、コードレビューでは、一方的なダメ出しではなく、建設的な言葉でフィードバックを送ることが重要です。 LLMの特性を理解し、その能力を最大限に活かせるように尊重することが、良好な関係を築く上で重要です。
2. ドキュメンテーション:LLMとの連携を記録し、共有する
開発過程で得られた知見やコード、設定情報などを記録・共有することで、チーム全体の理解を深めることができます。 LLMを活用した開発においても、プロンプトや出力結果、LLMとのやり取りなどを記録しておくことは、後々のトラブル回避や開発の効率化に繋がります。 さらに、LLMはドキュメントを読み込むことで、より的確な回答を生成してくれるので、ドキュメント作成はLLMとの連携においても非常に重要です。
3. チームコラボレーション:LLMと協力して開発を進める
LLMは、単独で開発を進めるのではなく、チームの一員として協働することが重要です。 例えば、LLMに特定の役割を割り当て、それぞれが得意な分野でタスクを分担するといった方法が考えられます。
さめさんは、LLMにキャラクターを設定してチームを組むことを提案しています。 キャラクターを設定することで、LLMの個性や役割が明確になり、より人間味あふれるコミュニケーションが期待できます。
LLMチームメンバー紹介
さめさんは、自身のLLMチームに、ChatGPT、Claude、Geminiをキャラクター設定して、それぞれに役割を与えています。
- カラスノエンドウ(ChatGPT):プロジェクトの原点、アイデアを提案
- 華扇(Claude):理想論から現実的な解決策を導く
- ルスダン(Gemini):鋭い指摘と現実的な懸念を投げかける
それぞれのキャラクターに合わせた役割分担をすることで、チーム全体でより良い成果を生み出せるというわけです。
まとめ
LLMは、個人開発においても強力なツールとなり得ます。 チーム開発で重要なスキルを活かすことで、LLMとの連携をより円滑にし、開発を効率化することができます。 ぜひ、あなたもLLMとチームを組んで、理想の開発を実現させてください!