データサイエンティストの学びに!生命科学・生物工学のための「間違いから学ぶ実践統計解析」がおすすめ!

詳細情報

集会名 データサイエンティスト集会
日時 2024年02月22日 22:00 - 22:30
テーマ 良書紹介01_生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析
発表者 ぶんちん
発表資料 リンク

発表のハイライト

  • データサイエンスの学習で、書籍選びに迷ったら、ぜひ「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」を読んでみてください。
  • 少量データの解析に特化しており、実験系データに多く見られる課題を、具体的な事例を交えて解説しています。
  • 実は、日本生物工学会のHPで全記事が無料で公開されているので、気軽に内容を確認できます。

データサイエンス初心者が直面する壁

データサイエンティストを目指して、統計学やプログラミングを勉強している方も多いのではないでしょうか? しかし、いざ勉強を始めてみると「学んだことが仕事で活かせるのか」「成果に繋がるのか」と不安に思う方もいるかもしれません。

ぶんちんさんは、データ分析担当者として業務を行っていた際に、同じ作業を繰り返すことに飽きてしまい、より効率的に成果を上げる方法を模索する中で、データサイエンスの教育にたどり着いたそうです。 そして、非専門家向けにわかりやすく解説した良書を探し求める中で、「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」に出会い、その内容の素晴らしさに感動したとのこと。

少量データ解析の重要性

世の中では、ビッグデータ解析やAIといったキーワードが注目されていますが、実際には少量のデータしか扱えないケースも多くあります。 例えば、実験系データや新製品開発におけるデータなどは、データ量が限られていることが多く、分析には工夫が必要です。 「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」は、まさにこのような少量データの解析に焦点を当てた書籍なのです。

「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」とは?

「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」は、元々は日本生物工学会の学会誌に掲載されていた連載記事をまとめた書籍です。 学生2名に先生が指導する形式で、RやPythonを用いたデータ解析の基礎から応用、そして統計学の基礎知識までを丁寧に解説しています。

どんな内容が学べるの?

本書では、以下のようなテーマについて解説されています。

  • 統計学の基礎:平均値、分散、標準偏差といった基本的な概念から、検定、回帰分析といった手法までを網羅。
  • R/Pythonを使ったデータ解析:R/Pythonを用いたデータの読み込み、可視化、分析方法を具体的に解説。
  • 実験データの解析:実験系データの注意点、データの取り扱い方、適切な解析手法の選択方法を解説。
  • 統計解析の落とし穴:統計解析を行う際に陥りがちな間違いや注意点について解説。

特に、単回帰分析の章では、R2だけを見て安易にモデルを作成しないように、適切なモデル選択の重要性を説いています。

なぜおすすめ?

  • 初心者に優しい: 統計学やプログラミングの初心者でも理解しやすいように、基礎から丁寧に解説されています。
  • 実践的な内容: 実験系データの解析に焦点を当て、具体的な事例を交えて解説しているので、すぐに役立つ知識が得られます。
  • 無料で読める: 日本生物工学会のHPで全記事が公開されているため、気軽に内容を確認できます。

まとめ

データサイエンスの学習は、最初はとっつきにくいと感じてしまうかもしれません。 しかし、「生命科学・生物工学のための 間違いから学ぶ実践統計解析」は、初心者でもわかりやすく、かつ実践的な内容で、データサイエンスの基礎をしっかりと学ぶことができます。 少量データの解析に悩んでいる方や、統計学の基礎を学びたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください!

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