VRChatデータサイエンティスト集会で話題沸騰!JTCで役立つR AnalyticFlowとは?
詳細情報
集会名 | データサイエンティスト集会 |
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日時 | 2023年06月15日 22:00 - 22:30 |
テーマ | JTCで役に立つR AnalyticFlowの紹介 |
発表者 | ぶんちん |
発表資料 | リンク |
発表のハイライト
- R AnalyticFlowは、R言語ベースでGUI操作が可能なデータ解析ソフトウェア。
- 日本語対応でUIが使いやすく、初心者でもR言語の力を簡単に活用できる。
- 独自のGUIノードを作成し、Rのライブラリや関数をGUIで操作可能。
- JTCのような非専門家が多い組織で、データ分析スキル向上に貢献できる。
JTCにおけるデータ分析の課題
ぶんちんさんは、複合経営が特徴の製造業でデータ分析を担当していました。しかし、成果を出すために同じ作業を繰り返すことに飽きてしまい、非専門家にも分析を任せられないか考えるようになりました。
ぶんちんさんが所属するJTCのような重厚長大産業では、データ量がそこまで多くないものの、データが汚く、機械学習よりも基礎統計が役に立つ場面が多いのが特徴です。
以前、ぶんちんさんはデータ分析ツールとしてOrange Data Miningを紹介していました。Orange Data Miningはビジュアルプログラミングでデータ分析ができる魅力的なツールですが、英語ベースでUIが洗練されていないため、JTCの非専門家には使いづらかったそうです。
R AnalyticFlowの登場!日本語対応で初心者にも優しい
そこでぶんちんさんが見つけたのが、R AnalyticFlowです。R AnalyticFlowは、R言語ベースで動くGUI操作が基本のデータ解析ソフトウェアです。
最大のメリットは、日本語対応であること。UIやチュートリアルがすべて日本語なので、英語が苦手な方でも安心して使うことができます。
さらに、R AnalyticFlowは、R言語で提供されているすべてのライブラリと関数を活用できます。これにより、高度な分析も可能です。
Orange Data Miningとの比較
R AnalyticFlowは、Orange Data Miningと比べて、UIはやぼったい印象を受けますが、日本語対応で初心者にも優しい点が大きな違いです。
- UI:R AnalyticFlowは日本語対応、Orange Data Miningは英語ベース
- 初期実装機能:R AnalyticFlowは、Orange Data Miningより少し劣る
- エラー発生頻度:データ型の設定や欠損値などでエラーが発生しやすい点はOrange Data Miningと同様
しかし、R AnalyticFlowは、Orange Data Miningにはない大きなメリットがあります。
R AnalyticFlowの真骨頂!オリジナルUIノード作成と開発環境
R AnalyticFlowの真骨頂は、オリジナルのUIノードを作成できる点にあります。
Rで提供されているライブラリや関数を、GUIで簡単に操作できるノードを作成し、分析フローに組み込むことができます。
さらに、自身のコードを分析フローに組み込むことも可能です。これにより、Rのすべてのライブラリを活用した高度な分析を実現できます。
つまり、R AnalyticFlowは、GUI操作を基本としながらも、簡易的な開発環境としても使えるということです。
R AnalyticFlowの評価
R AnalyticFlowは、UIが洗練されていない、初期実装機能が貧弱といった欠点がある一方で、Rのコードやライブラリをすべて活用できる拡張性の高さが魅力です。
特に、初心者や非専門家が多く、データ分析のスキル向上を目指している組織にとって、非常に有効なツールと言えるでしょう。
まとめ
R AnalyticFlowは、日本語対応でUIが使いやすく、R言語の力を簡単に活用できるデータ解析ソフトウェアです。オリジナルのUIノードを作成できる機能も備えているため、高度な分析にも対応できます。
JTCのように、非専門家が多い組織で、データ分析スキルを向上させたいと考えている方は、ぜひR AnalyticFlowを試してみてはいかがでしょうか。