VRChatで使える!刀ギミックの作り方|水無月せきなさんの発表内容を解説
詳細情報
発表のハイライト
- VRChatで使える刀ギミックを制作し、Boothで販売した経験を紹介
- ギミックの仕組みは、疑似ピックアップと順手/逆手の切り替えを実現
- 制作過程でコライダーとPhysBones(PB)の組み合わせに苦労した点などを共有
- 今後の課題として、ギミック対応の刀との組み合わせや鞘付き刀への対応などを検討
VRChatでアバターに刀を持たせたいけど、どうすれば自然な動きになるのか悩んでいませんか? 2024年6月6日に開催されたVRChatの個人開発集会で、水無月せきなさんが「刀ギミックを作った話」というテーマで発表を行いました。この記事では、その発表内容を元に、VRChatで使える刀ギミックの作り方やポイントを紹介します。せきなさんの熱い想いが詰まった発表内容を、ぜひご覧ください!
水無月せきなさんの自己紹介
水無月せきなさん(VRChat名:水無瀬輝綱)は、2020年7月からVRChatで活動しているクリエイターです。アバター改変やワールド制作、個人開発など幅広い分野に挑戦しており、VRChatユーザー向けアプリケーション「VRCToolBox」の開発者としても知られています。
VRChat用刀ギミックの制作と販売
せきなさんは、VRChatのアバターで使える刀ギミックを制作し、Boothで販売しました。このギミックは、アバターが刀を自然に持ち替えたり、収納したりできる機能を搭載しています。
ギミックの機能
- 刀の順手/逆手での持ち替え
- 疑似ピックアップ機能
- ワールド固定機能(MAを利用)
- 刀の出し入れ(抜き身のみ、エフェクトなし)
頒布ページ
せきなさんがBoothで販売している刀ギミックは、MA(Modular Avatar)に対応しており、500円で販売されています。
ギミックの中身:疑似ピックアップと順手/逆手の切り替え
ギミックの仕組みは、主にPhysBones(PB)とコライダーを利用しています。
疑似ピックアップ
PBのAngleパラメータをFloat 0~1で調整することで、順手と逆手を判断し、疑似的にピックアップした状態を表現しています。
順手/逆手の切り替え
PBのAngleパラメータをFloat 0~1で、刀を振った時の動きを感知して、順手と逆手の切り替えを実現しています。
制作で苦労した点:コライダーとPBの組み合わせ
ギミック制作において、せきなさんは刀にPB、手にコライダーを組み合わせた場合にうまく動作しなかったことに苦労したそうです。
問題点
刀にPB、手にコライダーを組み合わせると、刀と手の相対位置が違っても、パラメータの値は同じになることがありました。
解決策
刀にコライダー、手にPBを組み合わせることで、問題を解決しました。
今後の課題
せきなさんは、今回のギミックについて、まだまだ改善の余地があると考えています。
- ギミック付きの刀との組み合わせ
- 鞘付きの刀に対応したバージョンの作成
これらの課題に取り組むことで、より使いやすく、汎用性の高いギミックに進化していく予定です。
まとめ
水無月せきなさんの発表では、VRChatで使える刀ギミックの制作から販売、そしてその仕組みまでを分かりやすく解説していただきました。VRChatでオリジナルのワールドやアバターを作成する際に、今回の内容を参考に、ぜひ自分だけのギミックに挑戦してみて下さい!