技術書典にサークルCS集会として参加してきました(11/16)
こんにちは、夜鍋ヨナです。
前回の技書博に引き続き、今回は技術書典に参加したレポです。
私にとって2つの新規イベントの参加は大きな挑戦であり、貴重な経験となりました。
秋月のZ80の店舗在庫が枯渇したり、2イベントの特色を感じたりと、多くの学びがありました。
感じた違い、雰囲気や運営が大事にしていそうなこと
技術書同人誌博覧会
技術書同人誌博覧会は、「交流」を大事にしているように感じました。
サークルスペースが広めに取られていて、ゆったりした空間だったように思います。
テーブルの間もかなり広く取られており、参加者が歩きやすいだけでなく、
何となく、お向かいのサークルと目線が合ったり、会話しやすいように感じました。
本会終了後の懇談会は和気あいあいとしていました。
スタッフの方が箱を作り、出展者が卓を作り、参加者が会を作るという、
共同作業的な一体感のような雰囲気があり、とても楽しかったです。
次回は 2026年5月10日(日) @ 大田区産業プラザPiO 大展示ホールにて開催予定です!
CS集会は既に申し込み済みなので、来年のGWにぜひお会いしましょう。
技術書同人誌博覧会でのCS集会ページはこちら
https://gishohaku.dev/gishohaku12/circles/gyvKsTIGvlDRqwoS6q7Z
技術書典
技術書典は「技術書を販売する」ということにフォーカスしているように感じました。
売るという目的を達成するために、オフラインだけでなくオンライン販売も積極的に取り入れている点が特徴的でした。
公式アプリにはレジ機能があって販売数の管理がしやすくなっていたり、オンライン販売のための仕組みが充実していました。
特に私がカルチャーショックを受けたのは、無料で配布することを想定をしていた8ページの冊子を「有料で頒布して下さい」と指示されたことです。
私は、これを「何でも商売にしろ」というよりは「刷ればペーパー、折れば本」を実践してほしいという
技術書典からのメッセージだと感じました。
その他、技術書典を一言で表すなら、コミケの技術島だけを切り出して独立させたようなイベント、という印象でした。
しかしながら、コミケよりも技術書に特化している分、技術書に興味がある人が集まりやすく、
弊サークルでもかなり販売数が多かったように思います。
また、出展したサークルの近くには企業ブースがあったので、
コミケではなかなか直に感じられない、企業ブースのエネルギッシュさを感じることができ、新鮮な体験でした。
次回は 2026年4月末頃(予定) とのことです。
技術書典でのCS集会ページはこちら
https://techbookfest.org/organization/kYX7C44tC3iHxdn08Ta8i1
頒布した本と感想
さて、私が技術書典で頒布した本と頒布した感想について書きたいと思います。
頒布した本は2冊あります。
1. 秋月2FのZ80で遊ぼう!
~~ この本で言いたいことは「とにかく早く秋月2Fへ行け!」です。 ~~
~~ 秋月電子2FにはZ80マイコンボードが投げ売り価格で販売されており、 ~~
~~ 定価2000円のところ、なんと280円で販売されています。 ~~
※11/24時点で完売したそうです
昔のアーキテクチャながらまだ一部では現役のマイコンで遊ぶチャンスだと思います。
私はすでに50枚購入しましたが、オンライン在庫は未だに400枚もあります。
こんな面白いレア商品はみんなで遊ぶべきなので、ぜひ多くの人に買ってほしいです。
さて、このZ80マイコンボードの在庫を枯渇させるためにこの本を書いたのですが、
実際の在庫はいかがなものでしょうか?
実は秋月2Fの特価コーナーにある店舗在庫には大きな変化がありました。
11月1日時点では20~50枚程度ありました。
10月26日の技書博と、11月16日の技術書典での頒布を経た結果、在庫が大きく動きました。
~~ そして、11月20日時点では残り11枚となっていました。 ~~
Twitterで検索したところ、11/24日時点で秋月2Fの在庫は無くなったとの報告が見られました。
みなさん、残るはオンライン在庫の400枚です。今すぐ買いましょう。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/g111324/
もしくは、八潮店では3枚ほどあるそうですので、そちらに行きましょう。
この本のタイトルがそのうち偽になる日も近いですね。
もしくは、秋月さんがオンライン在庫の400枚をさらに特価で売ってくれれば、
まだこの書籍のタイトルは正しいままのはずです。
秋月電子さん、よろしくお願いします。
2. 技術学術イベントHub VRChat 入門号
この本こそが先述した、カルチャーショックを受ける要因となった本です。
最初こそ無料で配布するつもりだったのですが、100円でも買ってくれる人がいました。
また、オンライン版の販売でも何冊か売れました。
リアル会場でもオフラインでも売れたので、「これって有料でも売れるんだ!?」と内心驚いていました。
「無料で配るからこそ気合を入れる」という認識でしたが、
有料で売れるなら売れるで、また違った楽しさがあるなと感じました。
この経験を活かして、今後の値付け戦略を考えていきたいと思います。
さて、肝心の中身ですが、VRChatと技術学術イベントHubの紹介を主に行っているものとなります。
今後のイベントでも基本的には名刺代わりとして配布していく予定ですので、気になった方はぜひお声がけ下さい。
最後に
最後に、2つのイベントに参加して感じたことについて書きたいと思います。
2冊の本を用意し、技術書同人誌博覧会と技術書典という異なる特色を持つイベントに参加して頒布してきました。
短期間での連続参加は大変でしたが、それぞれのイベントの熱気や参加者との交流を通じて、
「技術書を書くこと」「頒布すること」の楽しさを改めて実感することができました。
創作意欲も大いに刺激されたので、また次の機会に向けて準備を進めていきたいと思います。
次はOpen Source Conference 2026 Osakaでお会いしましょう!
https://event.ospn.jp/osc2026-osaka/
筆者:夜鍋ヨナ(CS集会主催)