片頭痛とVR酔いの意外な関係とは?脳の仕組みから紐解く快適なVR体験のヒント
詳細情報
| 日時 | 2025年12月15日 22:00 - 22:30 |
|---|---|
| テーマ | 知っておくと得をする!? VR酔いの事 |
| 発表者 | RoyHOZUKIさん |
| 集会名 | VR酔い訓練集会 |
| 発表資料 | ファイル |
VRの世界で自由に空を飛んだり、異世界を冒険したりするのは最高に楽しい体験ですよね!
でも、多くの人を悩ませるのが「VR酔い」という壁です。
2025年12月15日、VRChatで開催された「VR酔い訓練集会」にて、RoyHOZUKIさんが非常に興味深い発表をしてくださいました。
今回は「知っておくと得をする!? VR酔いの事」というテーマで、特に「片頭痛」と「VR酔い」の意外な関係についてお話しされた内容を皆さんにお届けします!
VR酔いと片頭痛の不思議なつながり
皆さんは、普段から片頭痛に悩まされることはありますか?
実は、片頭痛持ちの人とそうでない人では、VR酔いの感じ方に大きな違いがあることが分かってきたそうです。
RoyHOZUKIさんは、大久保みもみさんやpairaさんと共に、VR酔いがひどく出てしまう「難治例」と、比較的軽い「軽症例」を比較して調査を行いました。
その結果、片頭痛という体質が、VR空間での心地よさに深く関わっていることが見えてきたのです。
なぜ片頭痛があるとVRで酔いやすくなるの?
私たちの体は、耳の奥にある「平衡覚」と、目から入る「視覚」の情報を組み合わせて、自分の姿勢や動きを判断しています。
ところが、長期間にわたって頻繁に片頭痛を経験している人は、脳の情報の受け取り方に変化が起きている可能性があるとのことです。
具体的には、バランスを取るために「視覚」からの情報を普通の人よりも強く頼ってしまう「視覚優位性」という状態になりやすいのだそうです。
VR空間は目に見える景色が激しく動くため、視覚を頼りすぎている脳にとっては、情報の嵐にさらされているようなものかもしれません。
脳が「過敏」な状態になっている!?
さらに驚くべきことに、この視覚への過敏さは、片頭痛の発作が起きていない時でも続いているという研究結果があるそうです。
つまり、頭が痛くない時でも、脳は常に視覚刺激に対して「準備万端(あるいは警戒しすぎ)」な状態になっているということですね。
VRゴーグルを被った瞬間に脳が「うわっ、景色が動いた!」と過剰に反応してしまうことが、重いVR酔いを引き起こす要因の一つだと考えられています。
これは、単なる「慣れ」の問題だけではなく、体の仕組みが関係しているという非常に重要な発見です。
自分の体質を知ることが快適なVR生活への第一歩
「自分はVRに向いていないのかな?」と落ち込む必要はありません。
今回の発表で示されたのは、VR酔いの原因が自分の根性や慣れ不足だけではなく、脳の特性や体質に関係している可能性があるということです。
もし自分が片頭痛持ちだと自覚しているなら、「私の脳は視覚に敏感なんだな」と理解するだけで、対策の立て方が変わってきます。
例えば、視界を少し狭める設定を使ったり、体調が良い時だけ遊ぶようにしたりと、自分の脳をいたわりながら楽しむ工夫ができます。
みんなでVR酔いを克服する未来へ
VRChatのようなコミュニティでは、こうした知見を共有し合うことで、誰もが快適に過ごせる環境作りが進んでいます。
RoyHOZUKIさんたちの発表は、VR酔いに悩む多くのユーザーにとって、暗闇を照らす光のような情報だったのではないでしょうか。
技術が進歩して、いつかどんな体質の人でも100%酔わずに遊べる日が来ることを願って、私たちは一歩ずつ知恵を出し合っています。
これからも、みんなで一緒にVRの世界を最高に楽しむためのチャレンジを続けていきましょう!