AIが止まらない!PAMIQ Coreが拓くVRChatの未来

詳細情報

日時 2025年06月25日 22:00 - 22:30
テーマ P-AMI<Q>の進捗報告LT "Weekly P-AMI<Q>"
発表者 GesonAnkoさん
集会名 ML集会
発表資料 ファイル

2025年6月25日、VRChatの「ML集会」で、GesonAnkoさんによる「Weekly P-AMI<Q>」と題された発表が行われました!
この発表は、私たちが夢見る「現実世界で自律的に成長するAI」への大きな一歩を感じさせる、まさに未来への扉を開くような内容でした。
今回は、その中でも特に注目すべき「PAMIQ Core」について、皆さんと一緒に深掘りしていきましょう!

PAMIQ Coreってなんだろう?

GesonAnkoさんが開発を進めているPAMIQ Coreは、「リアルタイム・継続的な推論と学習の非同期実行を実現するPythonフレームワーク」とのこと。
まるでAIに「生きる力」を与えるような、そんなワクワクする響きですよね。

従来の深層学習(DL)は、大量のデータで一度学習したら、その知識を使って動くのが一般的でした。強化学習(RL)は環境と対話しながら学習を進めますが、現実世界でAIを動的に成長させるのはとても大変なことだったそうです。

そんな中で、VRChatという「現実的な空間」でAIを成長させることを目指して作られたのがPAMIQ Coreなのです。
これは、まるでゲームのキャラクターが私たちと一緒に成長していくような、そんな未来を予感させますね!

なぜPAMIQ Coreが必要なの?

既存のAIフレームワークも素晴らしいものばかりですが、PAMIQ Coreには「現実的な空間での長期継続学習と運用性」という、他にはない大きな強みがあります。

例えば、私たちが新しいことを学ぶように、AIも常に新しい情報を取り入れて賢くなっていきたいですよね。
PAMIQ Coreは、推論(AIが判断すること)と学習(AIが学ぶこと)を同時に、しかも非同期で行えるように設計されています。
これは、まるで私たちが呼吸しながら新しい知識を吸収するようなもの。
AIが止まることなく、常に進化し続けられる基盤なのです。

さらに、マルチスレッド実装により、スレッド間のデータ共有が柔軟に行えるとのこと。
これは、複数の脳が連携して、より複雑な問題を解決するようなイメージですね!

PAMIQ Coreのすごい設計思想

PAMIQ Coreの設計には、AIがスムーズに動き続けるための工夫がたくさん詰まっています。

参照移動で超高速同期!

GesonAnkoさんが特に強調されていたのが「参照(ポインタ)移動で同期時間を最小化」という点です。
これは、データをコピーするのではなく、データの「場所」を教えることで、まるで瞬間移動のようにデータをやり取りする技術だそうです。
これにより、実質的にO(1)という驚異的な計算量で同期が可能になるとのこと。

例えるなら、重たい荷物を運ぶのではなく、その荷物の場所を示す地図を渡すだけで済むようなもの。
これなら、AIは常に最新の情報を手に入れながら、止まることなく動き続けられますね!

モジュラー形式で拡張も自由自在!

PAMIQ Coreは、抽象基底クラスという「クラスの雛形」が提供されており、開発者が自由に機能を拡張できるモジュラー形式になっているそうです。
これは、まるでレゴブロックのように、必要なパーツを組み合わせて自分だけのAIを作れるような楽しさがありますね!

そして、非同期の制御処理は完全に隠蔽されているため、開発者は安心してAIのロジックに集中できるとのこと。
これは、まるで車のエンジン部分を気にせず、運転に集中できるようなもの。
開発のハードルがぐっと下がり、多くの人がAI開発に参加できるようになるでしょう!

実際にどうやって使うの?

論文のメインコンテンツでもある「主要な使い方」は、今回は割愛されたとのことですが、開発者がAIを動かすための様々な機能が用意されているそうです。

例えば、システムの起動や設定、AIが環境と対話するための「Interaction」「Agent」「Environment」、機械学習モデルの定義、学習データの収集、そして学習処理の記述など、AI開発に必要な要素が網羅されています。

リポジトリには最小実装のサンプルや、VAE(変分オートエンコーダ)のオンライン継続学習の例、さらにはVRChat実装の例まで公開されているとのこと!
これは、AI開発に興味がある人にとって、まさに宝の山ですね!

PAMIQ Coreの未来はどこへ?

GesonAnkoさんは、PAMIQ Coreの将来性についても語ってくれました。

PythonのマルチスレッドにはGIL(Global Interpreter Lock)という制約があり、真に並列な処理が難しいという課題があるそうです。
しかし、PyTorchのGPU処理でCPU時間を減らすなどの対策や、Python 3.13で実験的にGILが解消される可能性にも触れられていました。

これは、AIがさらに高速に、そして効率的に動けるようになる未来を示唆していますね!

また、既存のフレームワークとの統合性も高く、PyTorchはもちろん、Jaxなどの他のフレームワークとも連携できるとのこと。
Gymnasium(強化学習環境ライブラリ)との統合も進められているそうで、PAMIQ Coreは様々なAI開発の現場で活躍できる可能性を秘めています。

特に、「推論は絶対に止められないけれど、学習もしたい」という用途にPAMIQ Coreは最適だそうです。
これは、まるで手術中に患者の容態を常に監視しながら、同時に新しい治療法を学ぶような、そんな高度なAIの姿を想像させますね!

みんなで未来を創ろう!

PAMIQ Coreはオープンソースとして公開されており、開発者やコントリビュータを大歓迎しているとのこと!
GesonAnkoさんは、「PAMIQみたいな自律機械知能をみんな作ってくれたら嬉しいなあ」と語っていました。

AIが私たちの生活に溶け込み、共に成長していく未来は、もうすぐそこまで来ています。
PAMIQ Coreは、その未来を加速させるための強力なツールとなるでしょう。

私たちも一緒に、AIの新しい可能性を追求し、ワクワクする未来を創造していきませんか?

発表スライド(PDF)
https://data.vrc-ta-hub.com/slide/ML%E9%9B%86%E4%BC%9A_Weekly_pamiq_2025%E5%B9%B36%E6%9C%8825%E6%97%A5.pdf

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ML集会

開催日: 2025年06月25日

開催時間: 21:30 - 22:30

開催曜日: 水曜日

開催周期: 毎週

機械学習(AI)関連でお話しつつ、LTなどをする情報共有会です! 最近のML界隈は成長が速すぎるからみんなで追おう!という思いから生まれました。 現在は自律動作するAIアバターがいたりして... あなたの目の前にいる存在は人ではないかもしれません。 Discordもあるのでそちらもぜひ。

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