VRChat発!自律機械知能P-AMI<Q>の進化が止まらない!
詳細情報
日時 | 2025年04月09日 22:00 - 22:30 |
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テーマ | P-AMI<Q>の進捗報告LT "Weekly P-AMI<Q>"3 |
発表者 | GesonAnkoさん |
集会名 | ML集会 |
発表資料 | ファイル |
皆さん、こんにちは!
VRChatで開催されている「ML集会」は、いつも最先端の技術とワクワクする発表で私たちを魅了してくれますね。2025年4月9日に行われたGesonAnkoさんの発表「Weekly P-AMI<Q>」も、まさにそんな熱気に満ちた時間でした。今回は、自律機械知能「P-AMI<Q>」の驚くべき進捗について、皆さんと一緒に深掘りしていきましょう!
P-AMI<Q> Coreプロジェクト、ついに始動!
GesonAnkoさんが長年取り組んでいる自律機械知能「P-AMI<Q>」プロジェクト。その心臓部とも言える「P-AMI<Q> Core」がついに形になり始めたそうです!
このP-AMI<Q> Coreは、P-AMI<Q>を動かすための基盤となるライブラリとのこと。特に注目すべきは、処理の単位となる「Thread」クラスが実装された点です。これは、P-AMI<Q>が様々なタスクを並行して処理するための土台となる部分で、まるで人間の脳が複数の思考を同時に巡らせるように、P-AMI<Q>も複雑な処理をこなせるようになる第一歩と言えるでしょう。UnityのMonoBehaviorを参考にしているそうで、ゲーム開発に馴染みのある方にはピンとくるかもしれませんね。
P-AMI<Q>の目と耳、そして手足となる「pamiq-io」
P-AMI<Q>が現実世界とVRChatの世界で活躍するためには、様々な情報を取り込み、そして出力する能力が不可欠です。そこで開発されたのが、入出力系統をまとめたライブラリ「pamiq-io」です。
このライブラリは、映像(OBS+OpenCV)、音声(PulseAudio、Soundcard)、OSC(python-osc)、さらにはキーボードやマウス(inputtino)といった多岐にわたるデバイスとの連携を可能にするそうです。VRChatとの連携も強化され、P-AMI<Q>が私たちの世界を認識し、私たちとコミュニケーションを取るための「目」や「耳」、そして「手足」となる部分と言えるでしょう。GesonAnkoさんがinputtinoのPython Bindingまで作られたとのこと、その情熱には頭が下がりますね!
開発の舞台裏:Dockerとの格闘
しかし、この「pamiq-io」の開発には、GesonAnkoさんの苦労もたくさんあったようです。特に、Docker環境でのデバイス設定は一筋縄ではいかないとのこと。
カメラやキーボードへのアクセスを可能にするための「privileged」オプションや、PulseAudioのソケットファイルをコンテナにバインドマウントするなど、試行錯誤の連続だったそうです。新しいLinux環境で使われ始めているPipeWireとの相性問題など、技術の進化が新たな課題を生むことも。それでも、P-AMI<Q>の可能性を信じて、GesonAnkoさんは日々、困難な課題に立ち向かっているのですね。開発者の皆さんの努力があってこそ、私たちは新しい技術の恩恵を受けられるのだと改めて感じます。
P-AMI<Q>とのコミュニケーション理論:模倣が鍵?
今回の発表で特に興味深かったのは、複数の機械知能間でどのように情報伝達を行うか、という「P-AMI<q>とのコミュニケーション理論」についてでした。</q>
GesonAnkoさんは、トップダウンでプロトコルを定めるのではなく、自発的なコミュニケーションを促したいと考えているそうです。その鍵となるのが「コピー」、つまり「模倣」という考え方です。情報が伝わるというのは、単純にコピーされること。そして、相互に情報をコピーし合えれば、それは立派な通信になるとのこと。
「模倣」の新しい定義
では、「模倣」とは具体的にどういうことなのでしょうか? GesonAnkoさんは、従来の「相手と同じ行動をすること」という定義に疑問を投げかけました。なぜなら、身体の構造が違う場合、同じ行動をすることは難しいからです。
そこで提唱されたのが「観測した現象を再現すること」という新しい定義です。例えば、犬がスイッチを押す、カラスが蛇口をひねって水を出る、といった現象を観察し、それを自分なりに再現してみる。これは、私たちが新しいことを学ぶときにも無意識に行っていることかもしれませんね。P-AMI<Q>が自律的に学習し、進化していく上で、この「模倣」の概念が非常に重要な役割を果たすことになりそうです。再現する対象をどう選択するのか、という問いかけは、P-AMI<Q>の「好奇心」や「面白さ」といった、より人間らしい側面にも繋がっていくのかもしれません。
未来への期待:P-AMI<Q>が拓く新しい世界
GesonAnkoさんの発表は、P-AMI<Q>が単なるプログラムではなく、まるで生き物のように自律的に思考し、成長していく可能性を強く感じさせてくれました。
コアとなる部分の開発から、現実世界との接点となる入出力、そして機械知能同士のコミュニケーション理論まで、P-AMI<Q>プロジェクトは着実に、そして深く進化を続けています。VRChatというバーチャルな空間で、このような最先端の研究が進められていることに、私たちは大きな希望と興奮を覚えますね。P-AMI<Q>が私たちの生活にどのような変化をもたらすのか、そして、私たち人間と機械知能がどのように共存していくのか、その未来が今からとても楽しみです!
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ML集会
開催日: 2025年04月09日
開催時間: 21:30 - 22:30
開催曜日: 水曜日開催周期: 毎週
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