オフ会の「めんどくさい」を解決!マップで気軽に繋がれる新感覚アプリ『atsumap』の魅力と開発秘話

詳細情報

日時 2025年04月10日 22:00 - 22:30
テーマ 気軽にオフ会できるアプリをリリースした
発表者 YusukeSTRONG
集会名 個人開発集会
発表資料 ファイル

オフ会の「めんどくさい」を解決!

マップで気軽に繋がれる新感覚アプリ『atsumap』の魅力と開発秘話

「今週末、誰か暇かな?」「ちょっとだけ集まって話したいな」
ふと、そんな風に思うことはありませんか?

でも、実際に人を誘うとなると、意外とハードルが高いものです。

「誰を誘おうかな?」
「いつならみんな都合がいいだろう?」
「場所はどこにする?」
「何をするか決めないと…」

考え始めるとキリがなく、結局「まあ、いっか…」と諦めてしまう。

特に、参加人数が多くなればなるほど、予定調整は複雑怪奇なパズルと化し、幹事の負担は増すばかりです。

「もっとさ、小学生の頃みたいに『公園で遊ぼう!

』くらいのノリで、気軽に集まれたらいいのに!」

そんな、誰もが一度は抱いたであろう”もどかしさ”に応えるべく、画期的なアプリが登場しました。

その名も『atsumap(あつまっぷ)』

マップを使って、もっと気軽に、もっと偶発的に人と繋がれる可能性を秘めた、新しいコミュニケーションツールです。

今回は、この『atsumap』が生まれた背景、コンセプト、そして開発の裏側まで、詳しくご紹介していきます。

きっかけは「オフ会の予定調整、めんどくさい!」

『atsumap』の開発者、YusukeSTRONG氏もまた、オフ会の予定調整に煩わしさを感じていた一人でした。

「もっと気軽にオフ会したいんだよ〜〜!」という切実な思い。

それは、まるで小学生の頃、友達の家に電話して「今から遊べる?」と聞くような、あの気軽さを現代に取り戻したい、という願いでもありました。

「ちょっと遊びたい」と思っても、一人ひとりにDMを送るのは手間だし、グループLINEで募集しても、日程調整で話が流れてしまうこともしばしば。

この「集まりたい気持ち」と「実行の手間」の間にある大きなギャップを、どうにか埋められないか?

それが『atsumap』開発の原点でした。

コンセプトは「リアル版 VRChat」- 便利さと親密度のバランス

YusukeSTRONG氏が着目したのは、近年人気のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」でした。

VRChatでは、特定の誰かと約束しなくても、ログインすれば誰かがいて、その場で自然と交流が生まれます。

「会いたい人」と時間を合わせるのではなく、「時間が合った人」と気軽に繋がれる世界。

これをリアルの世界で実現できないか?

コミュニケーションツールを「便利さ」と「親密度」の天秤で考えてみましょう。

  • チャット: 便利さ★★★★★ / 親密度☆☆
  • 通話: 便利さ★★★☆☆ / 親密度★★★☆☆
  • VRChat: 便利さ★★☆☆☆ / 親密度★★★★☆
  • リアル: 便利さ★☆☆☆☆ / 親密度★★★★★

テキストベースのチャットは手軽で便利ですが、相手の感情やニュアンスは伝わりにくく、親密度は低め。

一方、実際に会う「リアル」なコミュニケーションは、最も親密度が高いものの、時間や場所の制約があり、手軽さ(便利さ)は最低レベルです。

「不便すぎ〜笑」と資料にもある通り、このリアルの不便さが、気軽に集まることへの障壁となっていました。

そこで『atsumap』が目指したのは、「リアルを3倍便利にする」こと。

  • VRChat: 「時間が合った人」と会える。
  • atsumap: 「時間と場所が合った人」と会える。

従来の「会いたい人」と「時間」と「場所」をピンポイントで合わせる必要があったオフ会に対して、『atsumap』では、「この時間帯に、この辺りで、誰か集まらない?」という、もっと緩やかな呼びかけを可能にします。

マップ上に「今、ここで集まりたい人」の情報が表示され、都合が合えばすぐに合流できる。

「友達だったら、誰と遊んでも楽しいでしょ?」という考え方のもと、偶然性を取り入れ、リアルな繋がりのハードルを下げようとしているのです。

まさかのノーコード開発!

「アプリってどうやって作ればええねん!」

コンセプトは固まりましたが、YusukeSTRONG氏は当時、「コーディングとか全然できんで。

Pythonのパの字しか知らん。

」という状態でした。

(※プログラミング自体は、ロボカップJr.の経験があり、できるとのこと!)

そこで白羽の矢が立ったのが「ノーコード」という開発手法です。

ソースコードを書かずに、あらかじめ用意された部品を組み合わせることで、アプリやWebサイトを構築できるツールを使います。

『atsumap』の開発には、アプリ制作用のノーコードツール「Adalo」が採用されました。

ノーコード開発のいいところ:

  • 開発が圧倒的に速い: アイデアをすぐに形にでき、PDCAサイクルを高速で回せる。
  • コーディング不要: プログラミング知識がなくても開発に挑戦できる。
  • プロトタイプ開発に最適: まずは動くものを作って試したい場合に非常に有効。

もちろん、ノーコード開発の悪いところもあります。

  • 動作が遅くなることがある: 複雑な処理には向かない場合がある。
  • 機能制限: プラットフォームに用意されていない機能は、実装を諦めるか、別の方法を探る必要がある。

YusukeSTRONG氏は、Adaloを使い、まるでレゴブロックを組み立てるかのように、画面上の要素(ボタン、テキスト、アイコンなど)を配置し、「ボタンを押したらこの画面に移動」「このデータを表示」といったロジックを繋ぎ合わせていきました。

開発画面のスクリーンショットを見ると、多数の画面が線で結ばれ、アプリ全体の流れが可視化されています。

ログイン画面、イベント一覧、詳細画面、マップ画面、設定、通知…これらを一つ一つ、ノーコードツール上で設計し、繋ぎ合わせていったのです。

試行錯誤の連続 - モックアップから機能定義まで

開発は一直線に進んだわけではありません。

まずは手書きのモックアップ(ワイヤーフレーム)作成から。

「ふーん、ワイヤーフレームって言うのね。

」と、一つ一つ学びながら進めていった様子がうかがえます。

手書きのモックアップには、「地図」「集合場所ピン刺し表示」「フレンドの募集表示」「通知かくにん」「フレンドの募集表示」「タップしてチャットひきだす」など、具体的なアイデアが書き込まれています。

「画面遷移なんて考えたことないな」「ボタン押したら画面移動するようにすんねんな!

ハーン、大変。

」といった、開発初期の戸惑いもリアルに記されています。

次に考えたのは「どんな機能が欲しいか?」という要件定義です。

  • イベント作成時にフレンドへ通知する機能
  • フレンド申請・承認機能
  • イベントの種類(公開/フレンド限定/プライベート)を選択できる機能
  • プライベートイベントへのフレンド招待機能
  • イベントへの参加機能
  • イベント参加者の確認機能

これらの機能は、最初から完璧に決まっていたわけではなく、「日々考えて追加したり削除したりするから終わらない」とあるように、開発を進めながら、ユーザーにとって本当に必要な機能は何かを考え、ブラッシュアップし続ける、地道で終わりのない作業だったことが想像できます。

『atsumap』の今と、ユーザーの声

こうして、数々の試行錯誤を経てリリースされた『atsumap』。

現在のアプリ画面を見ると、日本地図上にイベントのピンが立っているのが確認できます。

リリースから1ヶ月ちょっと(資料作成時点)で、すでに8個ものイベントが立ち、中には海外でのイベント募集もあったとのこと!

すごい!

マップ上に、自分のフレンドが立てたイベントがリアルタイムで表示される。

まさに「今、どこで、誰が」集まろうとしているのかが一目でわかる、当初のコンセプトが実現されています。

そして何より嬉しいのは、アクティブユーザーの存在です。

運営以外の一般ユーザーが、自発的にイベントを企画し、参加しているという事実は、このアプリが持つ価値を証明しています。

  • 一番イベントを開催してくれている人: 11イベント
  • 一番イベントに参加してくれている人: 6イベント

実際に『atsumap』を使ったユーザーからは、喜びの声が届いています。

「フレンドがいればいるほど遊びに誘われ、誘いやすくもなる。


「日常が最高に充実して楽しくなった!」
「今までの人生でこれほど遊びに誘われたことはない!」

これらのレビューからは、『atsumap』が単なるイベント告知ツールではなく、人々のリアルな交流を活性化させ、日常を豊かにする可能性を秘めていることが伝わってきます。

お絵描き会、ポーカー、展示会への参加など、多様な「ちょっとした集まり」が、このアプリを通じて生まれているようです。

『atsumap』を広げるために - コミュニティとの連携

『atsumap』は、一人で使うアプリではありません。

「友達と使ってなんぼ」のアプリです。

だからこそ、どうやって多くの人に使ってもらうか、どうやってコミュニティに根付かせるかが重要な課題となります。

開発者のYusukeSTRONG氏も、「これもずっと考えてる。

」と語る通り、アプリの普及には継続的な努力が必要です。

  • 友達と一緒に始めてもらう: アプリの価値を最も実感しやすい。
  • コミュニティ単位での導入: 大学のサークル、社会人コミュニティ、趣味の集まりなどで一気に導入されれば、定着しやすくなる。
  • atsumapと相性の良いコミュニティへのアプローチ: 例えば、ボードゲームカフェ、コワーキングスペース、特定の趣味を持つグループなど。
  • リアルイベントでの告知: イベント会場にポスターを貼ってもらう。
  • 情報発信: noteなどでアプリの魅力や開発ストーリーを発信する。

これらの地道な活動を通じて、『atsumap』の輪を広げようとしています。

さあ、あなたも『atsumap』で新しい繋がりを見つけよう!

「オフ会の幹事、もうやりたくない…」
「もっと気軽に友達と集まりたい!」
「近所で面白いこと、ないかな?」

もし、あなたがそう感じているなら、『atsumap』は試してみる価値のあるアプリです。

面倒な予定調整から解放され、マップを開けば「今日、どこかで誰かが集まろうとしている」情報が見つかるかもしれません。

それは、全く新しい形の「出会い」と「繋がりの創出」と言えるでしょう。

まずはアプリをダウンロードして、マップを眺めてみてください。

そして、もしよければ開発者のYusukeSTRONG氏(アプリ内で検索!)にフレンド申請を送ってみましょう。

資料の最後には、「いちご狩りに行こう〜!」という具体的なオフ会のお誘いも掲載されていました。

こうしたイベントに参加してみるのも、atsumap体験の第一歩として面白いかもしれません。

『atsumap』 は、あなたの日常に、もっと気軽で、もっと楽しい「集まり」をもたらしてくれる可能性を秘めています。

さあ、atsumapを開いて、新しい週末の過ごし方、新しい人との繋がり方を見つけてみませんか?

今すぐダウンロード!

最新情報はこちらでチェック!

個人開発集会の他の発表もチェック!

【Resonite開発のリアル】裏世界でのアイテム&世界開発、modimobeiketeさんの挑戦

未経験フレームワークにCursorで挑む!VRChat個人開発集会LTレポ

初心者でもできる!AITuber開発の道 - VRChat個人開発集会

Bun×AI SDK×Cloudflareで構築するカスタム音声アシスタント - らてさんが明かす最新技術スタック

VRChatワールド制作:ユーザー課題解決で生まれる新たな価値

【実践解説】ChatGPTとCursorで作るTwitterブロック拡張機能の開発手順 - 4〜5時間でリリースした話

個人開発集会の開催情報・参加方法

個人開発集会のポスター

個人開発集会

開催日: 2025年04月10日

開催時間: 21:00 - 22:00

開催曜日: 木曜日

開催周期: 隔週(グループA)

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!

個人開発にまつわる話でワイワイする集会です。 個人開発をやっている方も初めてみたい方も大歓迎! 企画・技術・マーケティング・保守・運用など 技術的なことに限らない幅広い分野を想定しています。 個人開発に興味がある方はぜひ遊びに来てください!